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靴擦れを学習しない話(2024.1/23の日記)

 結構久しぶりに靴擦れしました。私は靴擦れを学習しません。

 授業の関係でリクルートスーツを着る用事があった。久しぶりに袖を通したスーツ、確か入学式以降着ていない。慣れないパンプスで私のかかとはズタボロだ。帰るころには、マジでえぐれて無くなるかと思うくらいのズキズキだった。痛さに耐えてよく頑張った。

 そして訪問先に傘を忘れて帰った。部屋に帰ってから気がついた。おっそ。相手にすみませんの連絡をし、次に会うまで預かってほしいとお願いした。最高に私という感じがして最悪だった。天気悪いんだからさすがに気づくだろうよ…。しばらく折りたたみ傘で過ごすことになる。前に傘をなくしたときもそんな感じだったなと思った。

 部屋に帰ってスーツを脱ぐ頃にはヘトヘトだった。慣れない格好で気持ちも張っていた。ストッキングのかかとのところを見たら色が変わっていた。新しいのを買わなくちゃならない。

 一つ山(リクルートスーツを着るような用事)を越えたので、がっつり本を読む時間を取った。本当はテスト週間前でそんな余裕は無いのだけど、まあ日常的に読んでいるしいいかと思った。

 初めて買った歌集を読んだ。五七五七七に詰まった、日常と恋愛と青春と非日常。数年前からSNSで見かけて気になっていたものだった。
 現代短歌ってこんなに面白いんだ!と思う一冊だった。一人称が「オレ」で話し言葉がたくさんで、親近感の湧く短歌もたくさんあった。

 多分考え方が逆なのだが、「七字や五字になる言葉ってこんなにあったのね!」と感動した。意識していないだけで日常の会話に紛れているのだろうと思った。それを拾って繋げて、キュンとしたりドキッとしたり、寂しくなったりするような三十一字になるのがすごい。もうこの作者の虜だ。作者視点の世界をもっと知りたいと思う。

 本を読み、ホッとしてしばらく寝ていた。寒い夜だ。雪が降ってる。

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