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読む呪文と憂うつの話(2024.5/1の日記)

 5月に入ってしまった。本当の五月病来るか……?もう十分不調だからこれ以上下がらないでほしい。

 イレギュラーに授業がある日。GW中(祝日じゃないが)だから学生が少なかった。教授もそれを分かっているから、それぞれ早く切り上げたり嘆いたりふてくされたりしていた。教授だって休みたいよねと思った。

 空きコマが長かったので一本映画を見た。すごかった。今年か去年かに上映されたアニメ映画で因習村系のあれ。好きな声優さんが出ていると聞いて映画館に見に行きたいと思っていた。サブスクでも配信されたので部屋で見た。良かった。好きな声優さんが演じるキャラが死ぬシーンが良かった。キャラによくあった死に方と声だと思った。

 アニメも見た。最近私がやっている、アイドルをプロデュースするゲームのアニメ。リアルタイムで見られなかったのだが、こんなに早くサブスクで見られるようになるとは思わなかった。最近のアニメはそういうもんなのか。

 これがめちゃめちゃに良くて号泣してしまった。べしょべしょに泣いた。泣いている自分が面白くて半分笑いながら泣いていた。正直なんで泣いたのか分からないくらい突然で、そんな言葉が刺さる?と自分で思うような泣き方だった。すごすぎる。まだプロデュースし始めて2か月も経っていないけどこんなに思い入れを感じられるのってすごいな、と思った。

 大学の帰りにスーパーで買い物をし、せっかくだからと本屋さんに寄った。最近はお金が惜しい気持ちと、そんなにたくさん読めないだろという気持ちがあるので一冊だけ買った。手持ちの積ん読を読まねば、と思っている。

 何度か日記に書いたが、私は持っている本を全部読んだら死のうと思っている。積ん読の消化は死ぬ準備、そう思うと本がいっぱい読めるし、読んでいるうちに新しく読みたいのがでてきてまた本を買う。本を読むのは楽しいから死にたくなくなる、というサイクルがある。歪なサイクル。

 「持っている本を全部読んだら死のう」という取決めは、私の中で緩く私を生かす呪文になっている。まだ全部読み終わっていないから死ねない。本気で死にたくなったら全部読んでから。今のところこれが成り立っているので私は健康な気がしてくるのだ。

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