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寝正月万歳の話(2024.1/1の日記)

あけましておめでとうございます。今年の目標は平穏、安寧です。もう無理な気がしてる。

ポケモンスリープのアラームで8時に起き、二度寝をして昼前にやっと布団を出た。両親におはようの挨拶をしてちょっと朝ご飯を食べ、まだ姉が寝ている部屋に戻った。

年末年始でだいぶいろんな小説が読めた。今年初読書はファンタジーミステリの小説。ちょっと前に本屋さんで題名を見て一目惚れした一冊だ。めちゃめちゃ面白かった。

魔王を倒しに行ったパーティーで、勇者だけが死んで帰ってこなかった。パーティーのメンバーは勇者の死の真相をあまり語ろうとしない。誰が勇者を殺したか、という話。

パーティーのメンバーや勇者本人の目線で、魔王を倒しに行くまでのストーリーが語られる。ひたすら勇者の努力が桁違いにすごいことが分かっていくのだけど、ミステリーというだけあって、段々思いもしなかったことが明らかになっていくのが面白かった。

どの語り手からも言われるのが「責任が誰にあるのか」や「できる奴が努力をしないのはなぜか」や「みんなどこか他人任せなんじゃないか」ということだったと思う。全体のテーマに感じた。
できることなら魔王を倒しに行きたくない。目の前の現実から目は背けたい。力のある奴が怠けたり自分を過信したりしている。危険な目にはできるなら遭いたくない。そんな周囲の人間の中で勇者の決意と覚悟と努力、それに惹かれるパーティーのメンバーの様子がめちゃめちゃに格好良く見える。

作者のあとがきも内容と相まってめちゃめちゃ格好良かった。うるっときたので是非たくさんの人に読んでほしい。ラノベなので間に挟まれるイラストもめちゃめちゃ綺麗で素敵だった。キャラクターの感情の高ぶりがよく想像できる。

夕食は焼き肉だった。張り切りの年末年始がまだ続いている。

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