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本と金縛りの話(2024.2/23の日記)

 待ちに待った春休み。前日の夜、楽しみ過ぎて目がギン!になってしまい、朝の7時頃に寝て12時頃に起きた。溜めていた洗濯や掃除、食器洗いをし、夕方頃電車に乗って出掛けた。

 古本屋に行った。普段は新品の本を本屋で買うことが多いのだが、絶版になって手に入らない本がどうしてもほしく、ありますようにと思いながら向かった。駅からだいぶ歩き良い運動になった。風が強く、目がかゆい。おのれ花粉め。

 古本屋はたまたまセールの日で店内が混んでいた。文庫のコーナーから物色したがめぼしいものはなく、店内をぐるぐる回り続けた。やっと見つけたのもほんのちょっとで、今度大型の本屋行くか~と思っていたら、前に読んだ本の映画版のDVDを見つけた。しばらく悩んだが買っちゃえ!となったので手に取った。早く見たい。小説と作者が同じだというのが面白い。楽しみ。

 新品の本を読んでいるのに憧れがあるし、誰かが読んだ後の本が嫌だというのも、作者への敬意がどうだというのもよく分かる。だけど古本を読んでいるのも格好良いと思うし、お小遣いで生きていた高校の頃はよくお世話になっていたし、本と人とのストーリーみたいなのも大事だと思う。

 時々「古本を買うのは悪か」という論争が起こるのを見ると、自分もどっちか意見をはっきりしなきゃいけないのかな、と考える。電子書籍の論争もそうだ。誰が正しいとか考えるのは難しい。商売として成り立ってるしな~。

 なるべくなら、私は、新品を買いたいと思う。思うけどそうじゃない人を否定しちゃダメだな~と思う。今日だって古本買ってるし。難しい~。本屋が無くなる悲しさを知ってるからな~。なるべくなら書店で本を買いたいのよね。今度文芸誌の予約注文分が届くのが今は楽しみです。

 部屋に帰ってザ純文!な小説を読み始めた。気がついたら眠っていて、浅い眠りだったからか、金縛りのようなものになった。
 部屋の入り口の方からトタトタと足音がし、駆け寄ってきて布団に寝る私の顔をじっと見ているものがあった。私は寝たふりをしなきゃ!と思い、目を閉じているのだが、部屋の様子が鮮明に見えていて、こりゃおかしいぞ?となった。目のかゆみで目が覚め、布団を出て目薬を探しながらこの夢を思い出し、なんかが部屋にいたら嫌だな~と思いながら布団に戻った。かゆくて眠くて目が開かない。

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