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「何を言うか」と「誰が言うか」の違いは、やっぱり大きいと思った。

先日、バスに乗ったときの話。
3歳くらいの女の子とお母さんが、小さな声で楽しそうに話してました。

わたしはスマホを見ていて、まったく気にならない程度の声です。
ですが、乗客が少なかったのと周囲が静かだったのもあって、ふとお子さんの声に意識が向いたんです。

♪き~ら~き~ら~ ひ~か~る~
 お~そ~ら~の~ほ~し~よ~

お母さんと会話しているのかと思ってた声は、小さな声で歌を歌っていたようでした。
歌謡曲ではなく童謡だったこと。周りに乗客がいないにもかかわらず、小さな声で歌うという、きちんとした気づかいができること。その声が楽しそうだったこと。

いろいろ合わせて、もー可愛くって可愛くって。

めっちゃガン見したいのを堪えて、スマホそっちのけでお子様のお歌を聞いてました。

イイ一日になりそうだわ~、と、ちょっとした癒しを味わった後、業務前に一息入れようと職場の休憩室へ行くと、先客が一名様。
うちは商業施設の中に入っている店舗のため、他の店舗の従業員と同じ休憩室を使います。この時は、他店舗のスタッフさんがいたのですね。

他に誰もいなかったからか、見ていた動画の音声がそのまま流れていました。音は小さいけど、賑やかな音楽がもれています。
クスクスと笑いながらリズムに乗るスタッフさん。
興が乗ってきたのか、小さな声で歌い始めちゃいましたよ。

うーーーーん?
休憩室に一人だけだった時ならともかく、わたし(他人)が入ってきた段階で休憩室は「公的な場所」になったわけです。
例え小さな声であったとしても、その場所ではしゃいでしまうのは、アウトかな、と思ったんですよね。

わたしが休憩室に入った時にこちらをチラ見したので、気付いてないわけではありません。

バスでのお子さんと、休憩室でのスタッフさん。
似たような状況であっても、相手によって、受け入れられるかどうかが決まるなぁと思ったわけです。

なるほど。これが俗にいう、
『何を言うか』より『誰が言うか』が大切
なのかと、身をもって納得しました。

この言葉は、本当は「権威のある人」「信頼のおける人」「実績のある人」が言うと重みが違う的な使われ方をするんですが、印象やイメージも大事ですよね。

ちょっとした印象だけで結果が大きく変わるのなら、無理のない範囲で気を付けた方が得だよなぁ、と打算的なことを考えてしまったのでした。

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