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整体師が『ドS』と言われがちな件に関しての考察

整体師あるあるです。

整体師さんなら、自分が言われたわけではないにしても、一度は耳にしたことがあるはずの言葉。
その確率は、ほぼ100%だと確信しています。

ねー。
こっちは、お客さまのために身を粉にしてがんばってるのにねー。


端的にいきましょう。
整体師は『ドS』か否かという点に関しては
NOです。

ホントダヨ?

ですが、お客さまが痛がっているのを楽しんでいないかどうかという点においては……うん、まぁ否定できませんけど(笑)。

と言ってもそれは、「問題ない範囲での強さ」で施術している自覚があるから。
これ以上押したらアウト、というコンマ何ミリのギリギリのラインを知っているから。

だから余裕でいられるんです。

わたしもね、かつてヒヨッコだった頃は
「…ぃたっ……」
「あっ…! だ、大丈夫ですか?!」
と言うやりとりに、いちいち手を離してはお伺いを立てていたものでしたよ。懐かしい(しみじみ)。

だけど
「もう少し弱くしますか?(恐る恐る)」
「いえ、大丈夫です。そのままでお願いします」
と言うのが毎回だと、さすがに
『あれ? 何も問題ないのかな??』
と思いますよね。

そうやって手探りしながら
ココまでしないと効かない
これ以上入れたらアウト

の匙加減をつかんでいくんです。

そんなわけなので、
整体師・施術者を育てるのはお客さまなんですよ。
その整体師が最初から「そう」だったわけではないのです。

ワタシ、ワルクナイ。


実情として、「痛い」と言われて手を離していたら、時間がいくらあっても足りないという話でもあります。
お客さまからいただいている時間には限りがありますからね。

ご自身の身体をご理解されたうえで、延長をいただけることもあります。
ですが、基本は制限時間内に終わらせる必要があるので。

自分の持てる知識・技術を総動員して、少しでも多くの効果が出るように、楽になってもらえるようにギリギリのラインを攻めざるを得ないんですよ。

なので、痛いのは施術者が一生懸命に取り組んでいる結果なんです。
施術を受けられた方は実感されていると思うのですが、ビフォーアフターで痛みが軽減してるでしょう?

ね? しかたないしかたない。


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