毎日の『当たり前』と『ありがとう』の話
またしても台風が近づいていますね。
わたしは福岡在住で、まぁ台風の通りやすい地域ではあります。先日も、「最大級の」台風が来るというので、会社や学校が休みだの遅延営業だの、交通網も乱れるわ情報も錯乱するわで大変でしたよ。
スーパーでも買い占めが起こってまして。
オニギリやパンにお弁当、お惣菜、カップ麺やレトルト食品……などなど、簡単に食べられるようなものから順番に棚が空になっていく様は、なかなか見られるものじゃありません。圧巻ではありました(笑)。
去年だったかな、これまた「最大級の」台風がくるとの報道があったんですけど、いつもの「最大級」にとどまらず、「窓ガラスを、養生テープで補強してください」という新しいワードが発生しました。
このときに初めて養生テープ(剥がすことを前提とした、補強するためのもの)を知った人も多かったんじゃないかな。
今日も夕方から「避難は早めに」との町内放送が流れていました。不安な人は早々に、体育館や公民館への避難を始めているようです。
最近では、前もってホテルに宿泊する人もいて、なるほどカシコイ、と。
心身ともに疲弊する前に、せめて周囲に気兼ねなく非難できる場所へ移動しておくというのは、現代の生活の知恵だなぁと。
わたしは、ありがたくもノンキに自宅でおとなしく引きこもっております。元々インドアですし、ネットが繋がってさえいればいくらでも過ごせます。万が一、回線が途切れても積んである本がいくらでもありますしね。
停電になったら……まぁ仕方ないです、寝ましょう(笑)。
インフラ復旧のお仕事の早さは常日頃から素晴らしいと思っていて。人任せで申し訳ない発言になりますが、あまり心配してないんですよね。
騒がず慌てず、そのときにできることをやる。
今できることは、被害が少なくて済むように祈ることと、きっと待機してくれている各地の作業員さんに対して感謝の念を送ること(笑)。
『当たり前』を維持するために、人知れず動いてくれている方々には、本当に感謝しかないです。いつも忘れてしまいがちなんですが、『当たり前』って本当は『あって当然』じゃないんですよね。
『当たり前』の反対語は『ありがとう』だって、知ってました?
漢字で書くと『有難う』。
これは『有ることが難しい』ということ。
本当は、当たり前なんてどこにもなくて、すべてが、めったにない貴重なこと、なんですよね。
周りから『生かされている』と思うと、感謝しか出てこないんですけど、すーぐ忘れちゃうんですよね~。
一言でも良いから、毎日、感謝の振り返りでもしてみようかな、と思った台風前夜なのでした。
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