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腰痛と股関節痛

マキです。少し前に口腔外科初診で4時間半待っている時に、院長が腰を痛めた話はしたと思うけど、それが後々大変な事になると書いた。いまはその大変なことは言わないで、その頃の院長の様子を伝えるわね。
長時間同じ姿勢で椅子に座っていたことが腰に負担をかけて腰痛が出たと思った院長は、まずは市販のシップ薬を貼って痛みに対応しようとした。院長は腰痛持ちという訳では無いが、40kg以上の大型犬を仕事で抱えて運んだり、重いものを担いだりした後、腰痛になることが数年に1回くらいはあった。腰痛ベルトも持っていた。副院長は脊椎管狭窄症があるため、腰痛持ちと言ってもいいかもれないが、院長はそうではない。その院長が今回かなり腰が痛い様子だ。最初は腰の違和感から始まったが、そのうちに股関節痛や大腿部遠位部(膝の近く)の痛み)しびれと言った症状が出始めた。痛みの場所がその時によって変わるのも、普通の腰痛とは明らかに違った。特にじっとしていると痛みが増す。夜に寝ている時、誰かに骨を直接ギューって握られたような痛みが襲う(と書いたが、院長は骨を直接ギューってされたことあるはずはないのだが、、、、、、それくらいと感じるほどの痛みということだね)。1時間置きに痛みで飛び起きることもあった。同じ姿勢をしていると痛みが増すのでなかなか寝付けない夜が続いているようだ。
「これはおかしい。この痛みは尋常じゃない。ただの腰痛では無い」院長が副院長にこう言い出すまでにそんなに時間はかからなかった。毎日続く痛みに不安が募る。口腔内腫瘍と腰痛、関連は?下顎骨と背骨、大腿骨いずれも骨。院長の頭の中で「骨転移」という言葉がよぎる。副院長は「そんなわけが無い。考えすぎ!ただの腰痛でしょう」と院長を安心させるためか、本当にそれほど深刻に思っていなかったのかは分からないが、この時点では院長の体に起こっていることはまだ明らかにされていなかったのだ。
しかし、ある日の夜あまりの激痛に叩き起された院長が、痛みで涙をながしながら「痛い!痛い!これがもし毎日続くなら耐えられない。」という姿を見てさすがに普通ではないと感じる副院長だった。
きちんとした病名がわかるまで、離れて暮らす大学院生の次女にはまだ何も話していなかったのだか、院長はこの痛みの尋常じゃない状態から判断して病気の深刻さを感じ今の現状を伝えることにした。院長の脳裏には骨肉腫と言う文字が浮かんでいたのだ、

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