見出し画像

かかりつけ医

毎日のように風呂上がりに顎を気にするようになったみたいだ。「おかしいな、しびれてるよなーーー」
院長は、数年前から高血圧で2ヶ月に一回くらい割で中高同級生のN先生のクリニックに通っている。そろそろ血圧の薬が無くなる頃で、受診のついでに顎の痺れについて聞いてみることにしたようだ。

ストレス?胃炎?

院長は獣医師で犬猫の病気について詳しいのは当たり前なのだか、医学的知識も一般的な人よりは持っている。顎の痺れで怖いの、やはり神経系しかも脳と関係していないかがとても気になってしまう。
N先生に症状を、伝えたところストレスや胃炎でも口の周りの痺れが起こるよって言われまずは胃炎の治療を2週間してみようと飲み薬をもらってきたようだ。
人間はいいよね。飲み薬出されたらたいていは自分で飲めるものな、、、、。院長の孫ハルルンはダウン症だから、飲み込むが下手で薬を飲ませるのを娘のノンノはよく苦労しているが、我々猫に薬を飲ませるのに比べたら、簡単簡単(^^)。
読者のなかで猫の飼い主さんならわかると思うが、それはそれは苦労するものよね。猫の私が言うのもおかしいけど、犬どもと比べて私たち猫族は食べ物を一気に飲み込んだりはしない。犬どものように丸呑みのような下品な食べ方はしないのよ。だから、ご飯の中に薬を混ぜこまれてもばれやすく騙しにくいのよね。だから院長は動物病院で猫に薬を処方する時は飼い主さんとよく相談をして、薬のあげ方を考えているみたい。人間の先生より大変なのかもね。ごめんなさい、飲み薬嫌いな猫が言うことじゃないか、、、、。

2週間後

2週間様子を見ていたが、院長は相変らず右顎をずっと気にしていた。
院長には、気になることが二つばかりあるようだ。果たしてそのふたつがこの顎の痺れと関係しているのか?私にはわからないことだか、コソはなにか知っているかもしれない。私の知らない過去の出来事でなにか大きなストレスをかかえているのか?なにか原因となるような病気をしていたのか?
コソの語りを聞いてみよう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?