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気になるお給料のはなし

デザイン系の学校とは縁もなく、
最終学歴はマイナー国公立大学
外国語学部卒 の海山すなです。

未経験からスタートしてはや20年。
デザイナーになってからのアレコレを
思いつくままに記していきたいと思います。


以前、「デザイナーの職場待遇って特殊なの?」の記事で

https://note.com/calm_aster620/n/nfb6f587b7728

note-海山すな

残業代等、少しお金の話についても触れましたが、
しっかりとしたお給料の話はしていませんでした。
ここでは私の過去の「年収」について
とりあげてみたいと思います。
※以前の記事と一部話題がかぶっているところもあります。

グラフィックデザイナーと禁断のお給料の実態。

いかにやりがいのある仕事とはいえ、
やはり避けて通れないのが収入のお話。
正直言って一般的な雇われグラフィックデザイナーの
お給料はそれほど良くはないようです。
収入&推移については以下を参考にしました。

https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/

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2008〜2019 地方の中小企業「印刷会社」:企画部主任

ナイーヴな話なので声高には言えませんが、
前職の私の年収はざっくり320万円ほどでした。
印刷会社の企画部にいた時のことです。

地方の中小企業で、従業員数は80名強。
勤続12年・企画部主任のポジションでしたが、
40代にして金銭面に余裕があるとは言い難い状況でした。

12年前入ってすぐの頃と比較すると、
主任になってからは手当が月1万、
プラス年1の昇給があったりなかったりで
5千円ほど月収が上がった感じです。
12年でトータル月収1万5千円UP………。

控除後の手取りの金額をみると
私だけの収入では心細いなってレベルでした。
とはいえ、各種保険(雇用・社保)完備です。

10年を越えれば少ないながらも
退職金も出ると就業規則にはありましたし、
実際120万円ほど頂きました。

また、残業をすればするだけ残業代が付きました。
残業代は時給1200円です。
10年間くらいは割と残業も多く、
プラスの収入となっていました。
これが大きかったです。
月に5万以上残業代がつくことが多くありましたから、
その当時は年収400万ほどだったかと思います。

しかし、近年は働き方改革で
あまり残業はありませんでした。
その結果最終年収が320万ほどとなりました。

たのしいお仕事

1社目池袋「デザイン事務所」:未経験かけだしデザイナー

私の場合、最初に採用してもらった小さなデザイン事務所では
社会保険すらも満足にありませんでした。(※20年前)
ほとんど何も控除のないお給料の手取りは19万ほど。
それと20時を過ぎる作業の際は
残業代の代わりの1000円相当の(1日当たり)
夕食代が支給されました。
モーレツ残業が当たり前の職場でしたから
ほぼ毎日夕食をご馳走になっていました。

当然ボーナスってなに?の世界でした。
年収にしたら250万ほどですね。
この時は自分の時間はほとんどなく
遊んだり買い物したりなんていう、
お金の使い道がなかったので、全然大丈夫でした。←

2社目地方の中小企業「広告代理店」:デザイナー兼編集

次の職場は地元に帰った先の
地方の中小企業で広告代理店でしたが、
そこでは社保完備、21万円のお給料と他に
固定残業代(見なし残業代)50000万円が月々支給されました。
それとは別に22:00過ぎる残業については
1日100円の夕食補助金が出ました。
ボーナスは年に2回。
1回のボーナスがおよそ30〜40万ほどだったので、
年収にしたら390万ほどです。
1社目と比べてお給料的にはステップアップしたといっていいでしょう。

ただしそれは、定額使い放題(超お得サブスク)な雇用形態なので、
ここでもやはり収入と労働力のバランスがとれているとは言い難い状況です。
現に0時前に仕事が終わることはほぼなかったです。
様々な紙媒体のデザインと月刊誌の編集もしていた為、
まあまあキツめの負荷がかかりました。

先に挙げたHPを見て頂くとわかるかと思いますが↓、

https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/

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転職・求人doda(デューダ)平均年収ランキング(職種・職業別)【最新版】


グラフィックデザイナーの年収はクリエイティブ系の中でも低く、
年代が上がってもそれほど収入が上がりません。
年収分布からも400万円以下が多数を占めていることがわかります。

やりがいのある仕事ではありますが、
評価されにくい職種であることは残念です。
(「センセイ」になれば別ですが、「センセイ」の乱立により
今は単価も下がっているように感じます。)

デザイナーは副業向き?

しかし収入を増やす方法もあります。それは副業です。
当たり前過ぎてすみません。

しかし、デザイナーは非常に副業向きな職種なのです。
デザイナーをやってると、知人等から「●●作って」
などという依頼を受けることが往々にしてあります。
結婚式関係から始まり、ロゴ、名刺、会社案内、
リーフレット、メニュー、イラストまで
様々な案件が個人的に舞い込んできます。

お金になるかならないかは別として、
デザイナーだと認識された時点で、
各方面からそういう相談・依頼を受けることになったりします。
知人だからと言ってサービスだけにとどまらず、
きちんとした手順で、お仕事として受ければ良いのです。

それ以外にもSNSやポートフォリオサイト等で情報発信していると、
個人的なお仕事の依頼もされやすいですね。
ツール的にも副業に有利な時代になってまいりました。

なのでデザイナーは多少自分の時間を割いてでも、
個人の情報発信をやっておくといいのですが、いかんせん、
毎日雇われ仕事をしていると
帰宅後にmacをいじることも面倒で
なかなかできないわけです。
私も長い間ずっとそういう一人でいます。

しかし、なんとかこのようにnoteを始めたので、
少しずつ何かしら変わる機会になればいいなと思っています。
(自分の意識が)


こんな感じで私の激動20年(←いまここ)の
デザイナー生活をぐいぐい進んできたわけですが
今に至る道のりは長く、
険しく、楽しく続いていきますので
また機会があれば文章にしたいなと思います。

お付き合い頂きありがとうございました。

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