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ウイスキーの定量的表現4 【調査編】
記事のトップページを飾る画像の準備、難しいですね。
記事とは関連がないですが、昨晩晩酌していた時の画像を貼っておくことにします…。
結局、味が定量化できそうな機材や方法見つからなかったので
官能評価について調査することにしました。
ウイスキーの官能表現値と成分との関係
論文はこちら
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jbrewsocjapan1915/80/10/80_10_682/_pdf/-char/ja
学んだ事
①官能評価用語の整理の必要性
→”日本人には日本人の感覚で決定した官能評価用語が必要”、
とあり納得しました。大賛成です。
その上で、検討を重ねた指標が下記とのことです。
ファッティやサルファリィなど、少し馴染みのない用語はありますが、
大枠のイメージは湧きました。
![](https://assets.st-note.com/img/1664003673583-0pJIPB1CeR.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1664004178170-3ztz3U687S.png?width=1200)
上の表が少々ビジーなので、加筆しています。
青枠で囲った箇所が官能評価表で集計した結果という理解です。
緑枠で囲った箇所は、ウイスキーの等級を示しています。
1985年の論文ですので、この時ウイスキーのランク付けは、
2級、1級、特級という表現をしていたようです。
論文の中では2級、1級、特級の各枠の中で傾向性を求めたうえで、
考察を行われていました。(楽しそう…)
②ウイスキーの色味が味覚に与える影響について
"品質評価法の検討の過程において、色調、色度、濁度等の外観は評価に対して大きな影響をもたらさないことも明らかになった”
という記載があります。
前回の調査内容で、”精神的おいしさ”という定義がありました。
薄い琥珀色のウイスキーは軽やかな味わいであり、一方で濃い琥珀色のウイスキーはリッチな味わい…というイメージがあります。
薄い色のウイスキーを飲んだが、思いのほかリッチな味わいだった場合、
期待値とのギャップにつながるため、影響はあるように感じました。
ウイスキー仲間主催のテイスティング勉強会
下記blogの内容を参考にさせて頂きました。
https://whiskywarehouse.blog.jp/archives/1042429694.html
表現方法は
・おいしい、まずい の直観的表現
・フレーバーの各要素をピックアップし、分析する
検討の結果下記のような形になったとのこと
①香り、味、余韻の各要素毎に分類する
②分類された要素がどの程度の強さ、濃さがあるか数値化する
③最終的に自分の好みか点数をつける
やり方的には、フレーバーマップ + 好みによる点数付け という形ですね。実際にこの作業を複数人で実施されていた後があり、
臨場感が伝わってきました。
数時間かけて議論したとのこと(楽しそう…うらやましいです)
次回予定
色々学ぶことがあり、ここまで楽しかったです。
調査した内容を元に、まとめと検討に入っていきたいと思います。
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