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ウイスキーの定量的表現3【調査編】

お疲れ様です。
今週は稼働3日でしたが、密度の濃い仕事が出来たと思います。
チームのメンバーに感謝ですね。
充実した気分でウイスキーを飲みながら、noteを書いています…

今週もお疲れ様でした!

お酒のおいしさと味について

国税庁HPから抜粋
https://www.nta.go.jp/about/organization/tokyo/sake/seminar/h20/04/04.htm

おいしさとは感情の一種であり、同じ食べ物でも個人差、体調、環境によって感じ方が変わるそうです。下記、3種に大別されるとのこと。

  • 生理的おいしさ: 体が要求するものをおいしいと感じる

  • 習慣的おいしさ: 飲みなれているものをおいしいと感じる

  • 精神的おいしさ: 味わいのイメージが期待値通りならおいしいと感じる

生理的なおいしさについて補足すると、喉が渇いているときにビールがおいしいと感じる経験が該当すると思います。
私の場合、自分の意志で飲酒するタイミングをコントロールできているので生理的おいしさの影響は少ないかと思います。

習慣的おいしさの影響も軽微かなと思います。
特定の銘柄に集中するよりかは、気分によって変える事が多いです。

精神的おいしさは3つの中で最も影響が大きそうだと感じました。
入手困難で、世間的評価の高いお酒は、おいしいと感じてしまう経験は思い当たりますね。
ここは、数値化する際に何かしらのバイアスを加えたいですね。

味を構成する5つのパラメータ

このHPでも少し触れられていますが、
味覚は甘味、うま味、コク、苦み、塩味の5つのパラメータで大別されるそうです。

舌の感覚が優れている方でない限り、5つのパラメータを定量化するのは難しいと感じました。少なくとも私は出来る気がしないです…笑

味覚センサーについて少し調べてみると、かなり大がかりな装置で検査を行うようでした。。。
アプローチ自体は良いのですが、例えばどれか1種類のパラメータでも気軽に測定できる機材はないものか…

味覚センサーによる測定結果


ウイスキーの糖度を測定する試み

ありました。
詳しく触れないですが、ウイスキーの糖度を測るという事を実施している先達がいらっしゃいました。笑

糖度計 = 屈折糖度計

amazonで2000円くらいから売っています。
これは使えるかも…!と一瞬期待しましたが、調べていくうちに落胆へと変わりました。

簡単な原理としては、試料の屈折率の大きさを糖度に置き換えている仕組みのようです。屈折率を見ているので、糖以外に水に溶け込んでいる物質も計測されてしまいます。

先達の方もコメントされていましたが、いろんなウイスキーの糖度を測ったところ、ほぼ一緒の値で横並びになるそうです。
原理的にも、結果的にも残念ながら使えなさそう…という結論に至りました。

次回調査したいこと

  • 味が定量化できそうな機材や方法を調べる(更なる深堀)

  • 味を官能的に評価する手法を調べる

味覚センサーの装置規模を見る限り、前者は望み薄かなと思います。

機材を使って定量化できるに越した事はないですが、データを使って何かしらの仮説検証を行う事をメインテーマに据えていますので、そこまでデータの正確性にこだわってはいないです。

前者に関しては少し調べる程度で済ませて、後者側の調査をメインに行いたいと思います。

皆さまもよい週末をお過ごしください。

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