今日の一福
2024/03/21
練り胡麻(白)が棚から消えた。
どうした。なにがあった。単純、練り胡麻(黒)に売り上げ負けたか。その頼りの黒も残機は1。先日から補充される気配がない上、斜めにかたむいて陳列されたその角度さえ変わっていない。これは風前のともし火か。
近所のドラッグストアの話。
そんならスーパー行けと言われるかもしれない。
そのスーパーで練り胡麻が白黒問わず根絶されたのが先月あたりか。こんなひどい仕打ちがあるか。
しかし何故。
どうしてだ。
ンなことnoteするなと言われそうだが、それはそう。ごもっとも。これでわたしも良識ある一般的な大人だという自負だけあるから、ちゃんと店員さんに訊きましたとも。
「あの~、練り胡麻って場所かえました?」
「あ、ええっと…(と丁寧に探してくださった上で)すみません。ないですね。うちでは取り扱わなくなったのかもしれません」
「なんでですか」
そりゃあもうすごい困った顔されましたよ。えらい申し訳なくなっただけのオチ。なんならめんどくせー客だった。
おそらくというか、ほぼほぼ売り上げが原因なのは頭ではわかりそうなもの。ただこの心が何日経てども納得しない。
そんなにみなさん練り胡麻アンチか。
世の中すべてが敵に見えて仕方がない。
ペットコーナーでもたまにある陳列格差。
犬と猫。
われわれの生活をとんでもなく潤してくれるこの二大愛玩動物(もちろん他にもたくさんおられること前提で)に捧ぐ食品やらアイテムやらの品数に露骨な偏愛のにおいを察知した瞬間、憤りを隠せない。
売り上げか?
ホンマに売り上げの問題だけか?
おたくの推し最優先の仕入れちゃうか?
言葉には決して出さない。ただのわたしの思い込みで、被害妄想。きっとそうに決まっているから。
わたしは大人。わたしは大人。
大人のフリして、そっと店を出る。この悲しみ、虚しさ、自らの無力に対する憎悪ときたらどうだろう。この毒は溜まる一方でもはや自身を殺しかねない。
よってnoteする。noteには心からありがたみ。
ここまで読んでくださったあなたにもありがたみ。
ただ偏愛―――これもあるある。ひとの身の性。たとえば我が家の犬と夫。そのおかずの力の入れ具合にうっかり出るなど。
悪気はないのよ。
本当なのよ。
あなただって今日遅くなるって言ったじゃないの話がちがうわ連絡よこせ。
たまにある行き違い。
きっとそう。
そんな一縷の望みを、練り胡麻においても掛けてはおくか。
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