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漢字で名前を書きたい! と思ったのが発端だった。 小学校に上がりたてか。 ひらがなば…
新発売の日焼け止めをチェックする。 安定のニベア。これをクレ・ド・ポーでございますわ…
木蓮の花を待つ。これがたのしみで仕方がない。 よそ様のお庭の眺めだが。 我が家から…
花渦巻く並木道にて。 大きめの制服にくるまれてポーズする男の子。すこし前にはその母親…
もうサンダルかいと。 すれ違いざまの女子高生――と思しき年代。チャリを漕ぐその足もと…
2024/03/28 諸君、聞いてくれ。練り胡麻が再びあらわれたのだ! なんこっちゃ分からない方…
2024/03/26 『家族の健康』―――これぞ我が使命そして生き甲斐。 そう豪語してやまない我が母あけみ。その食におけるこだわりときたら、まこと細やか。それが口に入れるものなら食べ物は当然、歯磨き粉にさえ目を光らせる。 オーガニックには然程こだわらないゆるさはあれど、旬のもの、そして地産地消がお気に入り。「流通コストが抑えられて地球にやさしい!」言いつつお買い物は自家用車で縦横無尽よ。 この矛盾。 娘のお堅い頭にはどうしたもんだかよくわからないが田舎も田舎、その僻
2024/03/25 歯磨き粉で顔を洗う。 泡が立たない。 まあ立たないわな。 そんな当たりま…
2024/03/23 赤い幟が立っていた。 日々の通勤路。休日のお散歩コース。見慣れたいつもの住…
2024/03/22 犬の重みで目が覚める朝。 朝ならまだよし。 夜勤に備えて少々でも横になり…
2024/03/21 練り胡麻(白)が棚から消えた。 どうした。なにがあった。単純、練り胡麻(黒…
2024/03/20 そこはギャルの聖地SHIBUYA―――も同然。 背中ガッバーナにおへそマルゲリー…
2024/03/19 ここ数日、北陸新幹線開業で湧いている。 「人生の悲願でした」と涙ぐむ初老の…
2024/03/18 象牙色のスライドドア―。 中はこぢんまりとした診察室。白衣に眼鏡の老人がひとり。ファイルに目を落としたままもぐもぐ言った。 「やあ、ジョン。入りなさい。調子はどうかな」 「えっ、ドクター? いつものドクターは」 「彼は急なオペでね。代わりに私が話を聞こう。もちろん無理にとは言わないが」 「いいえ。でも、僕はジョンじゃないです」 「そうかね、ジョン。ええと、君はそう…当院の治療を拒否したそうだね」 「拒否だなんて! 先生、僕は信じられないだけですよ」