【D-84】競歩

競歩って不思議なスポーツですよね。

速さを競ってるのに走っちゃダメなのおもろい。

人間には走るという動作があるのにあえてそれを使わない競技をやってみるっていう発想、かなり大喜利っぽいです。

実際、競歩の映像とか見ると「これは"走り"ではありません」という顔してかなり変な歩き方してる。

たしかに走ってはないギリギリのラインだけど、それはもはや"歩く"でもないような気がする。

「どれだけ速く歩けるか」というより、
「走らないでどれだけ速く二足で移動できるか」のほうが近い。

そもそも「競歩」で速さを競っちゃうから、「競走」の下位互換みたいになるのかもしれない。

走りって速さ必要だけど、歩きにはかならずしも速さはいらない。人混みで早歩きしたらぶつかるから、危ない。

じゃあ歩きに必要なものってなんでしょうか。

それは「美」です。

どれだけ美しく歩けるか、これが大事。
いやむしろこれしか必要ありません。
これからの「競歩」は、歩く美しさを競ったほうがいい。

競歩が歩く速さではなく、美しさを競うようになったら、みんな美しさを意識して歩くようになるはず。

反り腰もスマホ首もない世界。
美しいウォーキングで世界を変えよう。

って、デューク更家が言ってました。

嘘です。