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【D-34】期待を捨てよ、町へ出よう

月一くらいで会う友人と、今日も散歩をしてきました。

だいたいいつもご飯を食べて散歩してコーヒーで締めて帰るという流れで、今日は代々木公園〜宮下パークらへんをぶらぶら歩きました。

途中、わたしはPOPMARTで前からほしかったフィギュアを買ったり、友人は宮下パークの雑貨屋で夏にぴったりのプールみたいなデザインのピアスを買ったりして、なんかいい買い物をする回になりました。

駅まで戻ると、出入り口らへんのスペースでギターを弾く音が聞こえてきました。スティービー・ワンダーの「Isn't She Lovely」でした。めちゃくちゃ心地良い演奏で、数人ほど足を止めて見ている人たちがいました。

改装中の白い囲いで見えなかった演奏者の姿が見えたとき、隣にいる友人が「あ、思ったよりシュッとしてなかった」と呟きました。不意の攻撃すぎてかなり笑ってしまいました。

実際わたしも、曲の良さと人が何人か集まって演奏を見ているという視覚情報のせいで勝手なイメージを想像してしまい、姿が見えたとき「なんか思ってたよりウエスPみたいな人だったな」と無意識下で思ってしまっていたからです。(悪口じゃないです)

そもそも別に見た目の良し悪しなんて音楽とは全然関係ないのに、なんか勝手にそう思ってしまうことが不思議だと感じたっていう話です。

めちゃくちゃ昔、曲しか聴いたことなくて初めてテレビでミスチルの櫻井さんを見たときに衝撃を受けたことを思い出しました。え、この人が歌ってるの??本当に??と思って、一瞬かなり混乱したのを覚えています。「Tomorrow never knows」を歌っているのは端正な顔立ちのイケメンに決まってると、なぜか勝手にそう思ってたからです。(悪口じゃないです)

勝手に期待値を上げておいて、実際目の当たりにしたときにガッカリしたりするのは本当に失礼なことです。絶対にやめましょう。

アプリの待ち合わせでそれっぽい人を見かけた瞬間ちょっとテンション下がるのとかもやめましょう。
思ってるより顔に出てるかもしれませんよ。

これやっといて〜と後輩に頼んだ仕事の出来が2点ぐらいだったとしても、穏やかに。ムダな怒りは寿命を縮めます。

向こうから歩いてくる人が避けてくれると信じて進んでみるのもやめましょう。結局すれ違いざまに同じ方向に行こうとして全然前進めないみたいなことになります。

期待を捨て、粛々と生きていましょう。

…そんなんで人生楽しいかは知らんけど。

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