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【D-33】ないものを探すな
「ないものを探す」というのはかなり不吉ですよね。
「ひとりかくれんぼ」とか「こっくりさん」みたいな、有名な都市伝説として語り継がれる降霊術に通じるところがあります。
もし「ない」ものを探して「あった」とき、それは一体何なんでしょうかね。
『イシナガキクエを探しています』という番組は、公共の電波を使って視聴者に擬似的にそういう体験をさせていたのかなと思います。
こっくりさんの10円玉の上に、日本中のホラー・オカルト好きの指が乗っかっているイメージです。
イシナガキクエとは何者なのか、どこから出てくるのか、本当にいるのか…と恐る恐る指を乗せたら、10円玉が動き出すように、さまざまな不気味な映像を見せられてどんどん引くに引けなくなっていく。そんな体験でした。
テレビで育ってきた世代だから、クリエイターの方々がテレビでおもしろいことをやってくれるうれしさもあります。
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「公開捜索番組」の胡散臭さ・不気味さへの共感も、 "あの頃のテレビ"を見てきたからこそ感じられるものだと思います。なんか変な番組いっぱいあったしなぁ。週刊ストーリーランドとかUSOとか……
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画質が良くて情報が明瞭であればあるほど良いとされてる時代に、画質が悪いことでより強い不気味さを感じさせるのもフェイクドキュメンタリーQっぽい。まさに発明だなと思います。
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イシナガキクエを巡るストーリーに関する考察は、なんかどうやってもどこかで矛盾が生じる気がして、すっきり終わることはないのだろうなと思って諦めているので、ネットの賢いみなさまの説を読むことにします。
深夜に携帯片手にテレビを見ながら「こわい」「ヤバい」「永谷園のCMのおかげで生きてる」とみんなで言うために集まるSNSの空間、すごくほっとしました。良い体験でした。
マジで全然関係ないですが来月はバチェロレッテ新シーズンですね!!!楽しみすぎます!!!