【コラム】イモリとサラマンダー:シンプルだけど"絶対に脱走しない" ケース
今回のコラムは、少しヘビから離れてイモリとサラマンダー(サンショウウオ)についての話題です。
以前に餌動物としてのこれらについてご紹介しましたが(https://note.com/calliophis/n/n758eded5efd2)、今回の話題は純粋に飼育の話しです。
現在、私のうちではオキナワシリケンイモリCynops ensicauda popei、マダライモリTriturus marmoratus、そしてサメハダイモリTaricha granulosaの3種を飼育しています。
これらに限らず、イモリやサラマンダーの仲間は非常に脱走が得意です。堅牢なケースで飼育しないとすぐにいなくなって、部屋の片隅でミイラ化しているというようなことが少なくありません。
かくいう私も以前は、そのような経験があります。しかし、現在ではどのイモリも全く脱走するようなことはなくなりました。
これはちょっとしたきっかけで、彼らが ”あること” に工夫するだけで全く脱走ができない、ということに気づいたためです。
結論から申し上げましょう。
イモリやサラマンダーの仲間を脱走させたくなかったら、、、
”円形のケース” を使用してください。
壁面が曲線のケース、ということです。こうした曲面を彼らはどうやら登れないようです。
これまでに飼育してきた個体も含め、イモリやサラマンダーの類は曲面のケースで飼育する限り "蓋をしなくても" ただの一度も脱走をしたことがありません。
実にシンプルですが、100%効果のある脱走法。
ぜひ試してみていただけたらと存じます。
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