記事一覧
生は我々を喜ばせるが最期には必ず我々を見放す
死は我々を怯えさせるが最期には必ず迎えに来てくれる
守るものがあるから人は弱くなる
なればこそ人は弱い
己が生命を守らねばならないからだ
一度日向から踏み出せば
最早二度とは戻れぬぞ
我々が踏み締める闇は
ただの陰ではない
太陽に背いて出来る
自らの影なのだ
あなたは他の何者かにはなれないが
他の何者もあなたにはなれない
あなたは誰かの代わりにはなれないが
誰もあなたの代わりにはなれない
自己
俺は今の自分が好きだ。
今の自分を変えたいとは思わないし、変える必要も感じない。
自分を曲げてまで迎合する程の価値はこの社会には無いと思っているし
そんなことをする位なら自らが愛した自分のまま死んだ方がマシだと思っている。
そしてそれは別に俺にとって暗い選択肢なんかじゃない。
辛い思いをして歯を食いしばってまでしがみ付く価値が果たして本当にこの世にあるのか?
人間よ、自分本位たれ。
命懸けで生きたい
天よ泣け、哭け、啼くがいい
その怒りは大地と我が受け止めよう
地よ泣け、哭け、啼くがいい
その咎は、人が受けよう
若人よ
己の生命の価値を問うな
生き続ける価値がある世なのかを
常に問い続けよ
2
彼等は時に他者の信仰を嘲笑うが
それは彼等の軽薄によるものでしかない
何故なら彼等は何かを疑っている訳ではないからだ
彼等の盲信する教義は
社会規範として日常に溶け出していて
そこに疑いを投げ掛ければ
彼等は憐れみの目で私を見るだろう
悪魔なんて居ない
寝ぼけたやつが
人間をそれと見間違えたのさ
自己を肯定するより他者を否定する方が楽
…そんな世の中になってないか?
52Hzの鯨もやがては死に
その亡骸が海底に沈むと
其処には新たなる生態系が築かれる
これこそが生命の全てであり
私はそれを美しいと思う
人間の瞳からフォーカスした悲劇も
群衆の数を経て希釈されて行く
況や手垢に塗れた感動をや
アングラ感は取り除かれ
あらゆるものが白日の下に晒された
プロメテウスに賜って以来
光を当てるのが彼らの正義だからだ
有象無象は最早衆人環視ではない
囚人と看守
此処は見えざる檻の中