見出し画像

「Buy Now, Pay Later」 「ジャパニフィケーション(日本化)」その4『スマイル』の価値 20頁目

『スマイル』の価値20頁目は、引き続き金利というキーワードを念頭に入れながら進めています。

「Buy Now, Pay Later」は、文字通り「今買って、後で支払う」という金融システムの形であり、スマホ(EC)を中心に活用される新たな販売信用の形態です。

低インフレ、低金利、低成長の日本化を「ジャパニフィケーション(日本化)」と呼びますが、未来(期待値)において金利の付け替えというイノベーションが間もなく始まろうとしていますので、「ジャパニフィケーション(日本化)」の物語の中で取り上げました。

まず、オーストラリア発の「Afterpay(アフターペイ)が8月2日、モバイル決済企業の「Square(スクエア)」に290億ドル(約3兆1800億円)で買収合意した、とブルームバーグが報じました。

将来的には提供範囲を拡大していく計画だそうです。

また、2014年に設立したサンフランシスコ発の「Affirm(アファーム)」は、2021年1月に米ナスダック市場に上場したばかりの企業ですが、今回アマゾンと提携して、具合的に「BNPL」を仕掛ける予定です。

米国の一部ユーザーを対象に数カ月中に後払いサービスを開始すると、Affirmが8月27日(現地時間)に発表しています。

アマゾンで顧客がAffirmのアカウントを作ると、Affirmをサポートするショップでの50ドル以上の買い物の場合、クレジットカードを使わなくても分割払いが可能になります。

Affrmはユーザーの過去の購入履歴などに基づいて機械学習で与信管理を行うので、ユーザーによって、また、ショップによって後払いの条件は異なると発表しています。

「BNPL」は与信というキーワードを類似語とする立派な金融システムの一員になろうとしています。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?