「α世代」の近未来 『スマイル』の価値 11頁目
「α世代」の近未来(直近の期待値)
「α世代」をデジタル社会というキーワードとした経済発展の点から判断する場合、世界的に見ると違った視点が浮かび上がってきます。
世界中で推定17億人の成人が銀行口座を持っていないと言われている国々の人たちの生活(経済)は、「Y世代」から「Z世代」そして2013年頃から2020年代中盤までに生まれると仮定されている「α世代」までは、経済発展の恩恵を受けていません。
しかし、銀行口座を持たない人口の3分の2が携帯電話を所有しており、これは「エルサルバドルのビットコイン法定通貨化」に見られるように将来の金融サービスへのアクセスに役立つ可能性や経済発展の恩恵を受ける事が出来る可能性があります。
そして、我々日本の人たちもある意味銀行口座を持っていないと言われている国々の人たちと同様に、経済発展の恩恵を受けていないのでは無いか、と考えています。
繰り返して述べます。
世界中で推定17億人の成人が銀行口座を持っていないと言われている国々の人たちの生活に比べて、日本では知識やモラルを持っていることは勿論のこと、銀行口座は100%に近い比率で誰でも作れますが、近未来の経済発展の恩恵を受けることは出来ないと考えています。
四半世紀続くインフレ無き経済活動を維持してきた歴史から判断すると、日本の価値を判断した場合、年々他国に追い抜かれている事実はもはや反論することが出来ない状況にあるからです。
ほぼ国民全員に携帯電話があり、世界のGDP第3位の経済規模がある国ではありますが、「α世代」生まれの子供たちに2020年代中盤までの間に残すべき価値の期待値は、日本においては残念ながらほとんどないと考えています。
何故なら、日本は豊かであり機能的ではあるけれけれども、成熟しきっていてイノベーションinnovation)の無い国に成り下がっているからです。
イノベーション(innovation)のある国になり為には、まず第一はイノベーション(innovation)を認めて理解し、分析して判断を『正当』に下す人にならなければなりません。
『正当』な判断を下す人になる為には、幼児の頃から『正当』な教育を受けることが大切だと考えています。
そして、「α世代」が『正当』な人になっていけば、これから四半世紀の間、仮にインフレ無き経済活動が続いても、未来(期待値)はあります。
金融の面から一つの例を出します。
日本銀行のETF(上場投資信託)購入についてのニュースを聞いたことはありませんか。
つまり、金融の安定化という名目のもとに、10年12月に始まったETF(上場投資信託)購入の財源は国の借金である国債から捻出しています。
そして、日本銀行のETF(上場投資信託)購入に伴い、資産運用会社などへ支払った信託報酬が約10年間で計約2千億円にのぼることも解っています。
以上、4行の文章から『正当』な判断を下そうと思えば、それなりの教育が必要です。
更に「正しい」と判断している日本銀行(国家)が、本当に『正当』なのかを判断して意見を言える人になる為には、イノベーション(innovation)を認めて理解する環境が必要です。
日本銀行のETF(上場投資信託)購入について、次の判断材料を示します。
日銀が持つETFの[時価総額](https://www.asahi.com/topics/word/%E6%99%82%E4%BE%A1%E7%B7%8F%E9%A1%8D.html)は増え続けた結果、昨年末の推計で約47兆円に達しています。
また、日銀はETFを通じて東証1部上場の7%の株式を保有する「最大株主」でもあります。
3行の文章を追加して、老いぼれジィジiの『正当』な判断をお伝えします。
ある資料によると世界の株式時価総額は、10京4500兆円であるらしいです。
つまり、第一の理由を述べれば、47兆円は世界の株式時価総額の0.045%である為、ETF(上場投資信託)購入額の縮小は可能であると判断しています。
0.045%ではありますが、世界への影響は図り知れない大きさがあります。
ETF(上場投資信託)購入額の縮小を実際に行うならば、
世界に対する『正当』な筋道を作り発信可能なイノベーション(innovation)的発信力が必要です。
もう少しだけ『スマイル』の価値の話をお付き合い下さい
老いぼれジィジiの見立てでは、「α世代」を表現するならば、地球規模の遠隔5Gネイティブな特徴を持ち、イノベーション(innovation)とサスティナブル(sustainable)な生き方を両立する世代になると考えています。
つまり、成熟の過程にあるデジタルを駆使しながら、脱炭素社会をキーワードとして地球規模の全方位型の人間性を身に付ける世代になると考えています。
そして、「α世代」が活躍し「Z世代」から支持される時代を生きるためには、デジタルを駆使することが出来て英語が堪能でなければならないと考えています。
そして、地球規模の全方位型の人間性を身に付けるためには、歴史観とデータのバランスを取ることが重要であると考えています。
デジタルを駆使することが出来て、データのバランスを取ることが重要であるという具体的な例として、
文部科学省がプログラミング教育の必修化を決めた「新学習指導要領」による『プログラミング的思考』が存在しますのでお伝えします。
『プログラミング的思考』とは、
『自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組み合わせをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力』
であると記されています。
未来(期待値)において、エマが共通認識の『スマイル』を身に着け、ピッカピッカの人になるように、『プログラミング的思考』や英語を、老いぼれジィジiも一緒に学んでいきたいと思っています。
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