仕事の原点 2008年度講師時代8 怒ると叱る
日記から引用してきました。
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気持ちを伝えることが大事かな…と思います。
「怒る」と「叱る」の行為の論議は置いておいて、
その先に何をもっていなくてはいけないのか。
…
やっぱり子どもの行動改善。
子どもの内省。
昨日はそれをすごく考えされられた。
2年生のリーダー的存在の女の子A。
計算は速いし、正確。
字も濃くて、とても整っている。
進んで配り物を手伝ってくれたり、給食の片付けや体育の用具の片付けをしてくれる。そのたびに私は「ありがとう」とアイメッセージを伝えるようにしている。
遊びも活発。
ただ、悪い情報も聞く。
「Aちゃんがね、私に向かってぇ、ひそひそ話してきたぁ」
「Bちゃんがね、宿題の直しまだやっていないのに、Aちゃんがね『そんなのいいんだわ』って言ってBちゃんと遊びに行ったんだよ」
ただ、私の目の前ではやらない。
…かった。一昨日までは。
授業中。
calion「今から書いてもらったものをみんなの前で発表してもらいます」
「え~(みんなのブーイング!)」
calion「え~じゃない。やってもらいます、やりかたはね…(説明)」
A「じゃあ、やれば?」
calion「先生、その言い方嫌いです!」
A「…」
calion「では、始めます」
A「(ひそひそ…と隣に話しかける仕草)」
calion「言いたいことあるなら、どうぞ」
A「なんでもない」
…このあと色々あり、授業中今まで一度も切れたことありませんでしたが、
大爆発!!雷
授業のあとの放課に他の女の子とふれあっているのを見ているA。
どんな心境だったのか、よく分かりませんが、ふれあっているのを見て一回首を傾げていました。
体育の片付け、給食の片付けのころには進んでやってくれました。
掃除では言われていないのに、本棚の整理もやってくれました。
そのたびに「ありがとう」のアイメッセージを伝えるようにしました。
心理学的にいうと、「自分がまずかったな」的ないわゆる犯罪者意識のときのあとの行動は「社会的に良いこと」をする傾向があるようです。
自分の不安定な気持ちをリカバリーするために、「良いこと」で償う。
Aちゃんもそんな心理が多少あったのかもしれません。
優等生で、他の子どもたちにも大きな影響力をもつ子であるだけに、彼女のベクトルをいい方向に向けていきたいものです。
【編集後記】
やっちまったなぁ…。
怒るのは互いに嫌なことばかり。
私の立場では一度怒ったら、その基準では怒り続けないといけない。
怒られる方も、まず怒られないように行動をコントロールするはず。それは裏で別の形で出てくる可能性もあり。
ウチの場合、結論授業の悪さ。発問のまずさ。
でも、ハッキリ言って一朝一夕で改善するものではない。
授業力のない先生はやっぱり怒るしかないのか。他の形があるなら教えてほしい。
でも、『怒らなすぎ!』と管理職・T2の先生から言われる。
一年かけて学級を作っていきたかった。でも、周りから『もっと怒れ』と言われる。
いつも『くそっ、くそっ』って言いながら唇を噛む。
今は仮の姿。僕だけじゃない、学校全体で作った学級。
気に入らない訳じゃない。『真剣にやらなきゃ!』って子どもたちが意識してる。真剣さの中にも柔らかさはある。笑いは絶えない。
これでいいのかと悩みながら、来週からまた頑張る。
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そもそも発表したいという気持ちにさせていないのが悪い。
自分の授業がまずいのに、
怒るとは何事か。
当時の自分に怒ってやりたいです。
2年生だし、しっかりと先生の話を聞こうという素直な子どもたちはたくさんいると思います。
2年生に分かるように、
発表の意味を説明し、
発表の授業をして◯◯の力をつけてもらいたいという説得、
発表の形を示し、(このくらいのレベルができれば合格だよ)という見通し
できる子なら(このレベルもできたら200点だよ)というプライドのくすぶり、
いろいろな仕掛けをすれば乗ってくると思います。
みんなの発表を見ているうちにその気になることもAさんならあると思います。
まったく子どものことを分かっていない、わかろうともしていない。
全然だめだなと思います。
周りの先生がいろいろ当時僕に言っていたのですね。
自分の信念を貫けと言いたい。ただし、賢く貫いてほしい。
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