見出し画像

博士学生の(企業)就活事情①

 お越しいただきありがとうございます。カルフです。まだ会社に行ったことはありませんが、とりあえず入社しました(笑)。配属も発表され、まずは研究開発に携われる予定です。今回は去年経験した博士学生の就活事情について記述していこうと思います。博士学生の就活情報はほとんど出回っていないので、誰かの参考になればと思います。

博士学生の就活はD2の11月にスタート

 あまり知られていないかもしれませんが、博士の企業就活はD2の11月に始まります。「経団連の指針に反しているのではないか!?」と思われた方がいらっしゃるかもしれませんが、経団連の指針は、学士・修士に向けたものなので、博士の採用はD1の春でも制度上可能なのです。ただ、それでは博士学生としての業績が0の状態での就活になるのでダメですよね。そして、博士学生は高い専門性を有するので、企業は研究開発要員としての採用を想定する場合が多いです。しかし、当然修士卒にも研究開発を担当してもらう人がいます。よって、

・研究開発用の博士学生の採用数を決定してから修士の採用数を決めたい
・採用時期が早すぎたら、研究者としての資質を見抜けない

という背景から、博士学生の採用時期はD2の11~2月末までとなることが多いのです。では3月に入るとどうなるのか?

ほとんどの企業は博士の募集を打ち切ります!

修士と同じようにエントリーはできるのですが、3月に入った時点でその年度での博士の枠は取り切っている場合が多いので、これ以上高給取りの博士を採ろうとは思わないわけです。博士学生の方々はくれぐれも時期を逃さないようにしてください。なぜ私がこれほど時期のことを注意するのか?それは・・・

「私が就活を始めたのはD2の3月だから」

です。そうです。私は情弱(情報弱者)だったので、D2の就活が2月で終わることを知らなかったのです。なぜその時期に始めたのかというと、それまでアカデミックと企業研究者のどちらの道に進むか悩んでいたからなんです(アカデミックの研究者とは大学の研究者のことです。簡単にいうと、教授を目指す道です。博士の学生は、どちらに進むか選ぶことになります。)。そして、「よし、企業に行こう!」と決心して企業の採用ページを見ると、「本年度の博士の募集は締め切りました。たくさんのご応募、ありがとうございました」となっているわけですよ。結果・・・めっちゃ焦りました(笑)。今まで生きてきた中でトップ5に入るくらい焦りました。
 私の場合は、学会でかなり目立てていた方だったこともあり、企業の方と知り合いが多かったので、運よく拾っていただけました。本当に感謝です。私が実際に行った就活については、次回の記事で明らかにしていこうと思います(笑)。お楽しみに。また、アカデミックを目指す場合についても、今後記事にしようと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。


最後までお読みいただきありがとうございます。私の記事で少しでも多くの方を勇気づけられたらなと思います。