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好奇心にも"換気“を

 お越しいただきありがとうございます。カルフです。先日、新たに発行された自分の学術論文の別刷りを恩師に送り、久しぶりにやり取りをしました。大学の講義でも延期&オンライン化が進み、現場は大混乱のようです。そこで今回は、部屋に引きこもりがちになるであろう学部生の方向けに、将来を見据えたオススメの行動を示していきます。内容は、

・オンライン講義をそれなりに真面目に受ける
・レポート課題をサボらない
・軽く筋トレとランニングをする
・新しいことにチャレンジする

です。それでは1つずつ解説していきますね!

オンライン講義をそれなりに真面目に受ける

 まずは講義です。学生の本分はいわずもがな学業です。「ただのキレイ事じゃねーか!」と思った方がいらっしゃるかもしれません。言葉面だけを捉えてそう思った方向けにきちんと説明します!今回の大騒ぎの後で、社会は大きく変わります。具体的に予想される変化は、

・リモートワークの増加
・AIの台頭

だと思います。
 リモートワークでは誰かの監視下に置かれるわけでもなく、自分を律して仕事を進めないといけません。私もこの春初めて体験しましたが、これって思っている以上に大変なことなんです。それもそのはず、今までの教育システム上、監視されていない状態でノルマをこなす経験をしていないのですから。しかし、こなした仕事量は目に見える形できちんと管理されるはずです。よって、今後企業側はリモートワーク能力の無い人間を雇おうとするはずがありません。オンライン講義は、社会人になるまでにリモートワーク耐性を伸ばす大きなチャンスなのです。文句を言いながら、8割くらいの力でいいので、ぜひ真面目に受けてみてください。
 もう一つのAIの台頭は、今回の騒ぎが無くても起こる変化だと思いますが、リモートワークの増加と相まって加速されるでしょう。その時、AIにとって代わられる仕事は、頭を使わずに言われた事だけをすればOKな単純な仕事です。一方で、専門的な知識が必要な仕事はまだ残ると思います。私の職場でもAIが導入されていますが、私はAIを利用する側です。奪われるのはまだ先でしょう。これは、私が大学で専門的知識を蓄えたからです。みんな同じ授業料を収めるのに、講義から知識を得ず、自分のスキルを伸ばさないのは、AIに仕事を奪われる自殺行為です。まず目の前の講義を受けてみてはどうでしょうか?

レポート課題をサボらない

 次も講義関連になりますね。オンライン講義中心になると、文系・理系問わずレポートの提出が増えると思います。私も経験しましたが、レポートってだるいんですよね。文字数や枚数が決められていて、これをこなすつもりで文章を書いていく必要があります。ほとんどの学生は頭を使わずコピペしてくるわけです。その結果、文章能力が全く上がらないまま年齢だけが上がり、就活を迎えるのです。以前の記事でも述べましたが、今後の就活はオンラインが中心になるため、目に留まる業績や文章が書けないと面接にすら進めない可能性が高いです。言葉を交わさず文章だけで相手を動かすのは、かなりのスキルが要りますし、文章を読むだけでその人の賢さはある程度分かります。研究室に6年在籍し、毎年後輩たちを見てきたので知っていますが、偏差値50程度の国立大学生の大半は、まともな文章は書けません。断言できます。「文章ぐらい書けるわ!」と思っている人がいるかもしれませんね。ここで言う”まともな文章”には、段階が2つあると思っています。それは、

① 日本語の文法にミスが無い
② 論理的な文章構成になっている

です。私がいた大学では、4~5割の学生は①ができていません。そして8~9割の学生は②ができていません。これは普段から自分の頭を使って文章を書いてみて、しっかりと読み直す練習をしないと身につかないと思います。教授になった気分で自分のレポートを読み直して、点数をつけてみてはどうでしょうか?
 私はレポート課題をこなす際、コピペをせずに頑張って自分の文章を書いていました。また、塾講師のバイトでは、各授業の後に生徒に渡す紙に誠心誠意を込めて文章を書いていました。おかげで、研究室に入った時点で最低限の文章は書けていました(学振の申請書を作成する際には、教授と准教授にボロカスにされましたが…笑)。普段の努力は大事です。

軽く筋トレとランニングをする

 一気にテイストが変わる気がしますね(笑)。私が体育会だからかもしれませんが、部屋に引きこもるのって、ストレスが溜まるんですよね。実際、日の光を浴びない&体を動かさないと、幸せホルモンと言われているセロトニンが分泌されないということが科学的にも証明されています。そこで、軽く筋トレとランニングを提案するわけです!別に死ぬほど追い込めと言っているわけではありません。「軽く」すればいいのです。私は、3日に1回の自重トレを8年続けていますし、毎朝5 km以上のランニング(これはちょっと長いですよね(笑)。普通の人は1,2 kmでいいと思います。)を2年以上続けています。つまり、今回の引きこもり生活の前から続けているわけですが、始めてから人生が好転しました。また別の記事で紹介しようと思います。とにかく、体は定期的に動かした方が病まないですよと言いたいわけです。

新しいことにチャレンジする

 引きこもりかどうかに関わらず、大学生活ではここが一番大事かもしれません。先ほども述べましたが、次世代を生き抜くには、自分の頭で考える力が必要です。何か新しいことにチャレンジするのは、その練習になります。どんどん新しいことを始めてみてください。自分に合わないなと思えば、すぐにやめて構いません。三日坊主でいいのです。仮にブログを始めてみて、3日で挫折してもいいと思います。それだけでも、

・ブログには向いていないことが分かった
・ライティングスキルが足りないことが分かった
・webの仕組みを知れた

といった学びがあるわけです、何も行動しない人はこのような学びを一生得られないでしょう。そして、1つハマるものが見つかったら、そのスキルを上げてみてください。あなたの一生を支えるスキルになるかもしれません。
 私の場合だと塾講師でした。一人ひとり個性の異なる生徒に対してどうアプローチしたら勉強してくれるだろう?行動してくれるだろう?前向きになるだろう?と考え続けていました。そのおかげで、研究室のマネジメント力や文章力が上がったのだと思います。プレゼン力もぐんぐん上がりましたね。
 今年の3月、大学を卒業して入社まで急に時間ができたので、いろいろなことにチャレンジしてみました。具体的には、

・Twitter(@Calfchallenge
・ブログ(実はnote以外にもあります)
・瞑想
・メルカリ
・スマートバンドの導入
・マッチングアプリ

などなど。どれも自分に新たな視点を与えてくれました。もっと早く手を出せば良かったなと思うものもあります。大企業に入ってから、周りには自分よりもはるかに偏差値の高い大学出身の人に包囲されていますが、負けている気が全くしません。自分がこれまでずっと努力してきたことが活かせています。まだ出社できていないのは不本意ですが、今までの積み重ねがアウトプットできていると実感できるのは本当に楽しいです。大学の偏差値に関わらず結果が出せるのは私が証明しています。ただし、それは大学時代にチャレンジと努力を続けたからです。そして、それが可能だったのは、自身の中にある知的好奇心のおかげだなと、今になって感じています。学部生の方には、斜めに構えず、何ごとからも学ぶ姿勢を持っていただきたいです。

・部屋だけでなく、好奇心にも"換気"を。



 今回も最後までお読みいただきありがとうございます。少し長くなってしまいました(3000字ほど)。すみません。大学の現状を恩師に聞いてから大学生の置かれている状況を想像すると、伝えたいことがたくさん出てきてしまいました。世間は大変です。今後社会は間違いなく大きく変わります。これはチャンスでもあると思うので、本記事を読んだ大学生が次世代に向けて大きく成長すると幸いです。


最後までお読みいただきありがとうございます。私の記事で少しでも多くの方を勇気づけられたらなと思います。