いちばんコスパのよいアメリカワイン !?
先日の記事「いくらのワインがお得なのか ?」で、60ドルくらいのものがお得かもしれないことをご紹介しました。
それでは、具体的な生産者あるいはワインは何でしょうか。
そこで、90点以上で評価された数がもっとも多い60ドル以下のアメリカワインを調べてみました。
その結果、「Turley Wine Cellars」であることがわかりました。
オーナーは、パーカーから天才と呼ばれたヘレン ターリーの弟 (ラリー) です。1993年に設立しました。
ターリー ワインでは、主に2つのブドウ品種、Zinfandel ジンファンデルとPetite Sirah プティ シラーを用いています。
いずれの品種もアメリカワインの代表品種です。
以前の記事でご紹介したとおり、ワイン アドヴォケイトではこれまでに126品種ものアメリカワインを評価していますが、ジンファンデルは5番目に多く評価されている品種でした。
甘みのある凝縮した果実味が味わえます。時にスパイスのニュアンスもあるように思います。
ペティ シラーについては、先日の記事で “世界でいちばん素晴らしいペティ シラー” としてシネクアノンに触れましたが、実はRPWA 96点以上のペティ シラーを調べると43%はターリー ワインのものでした。世界の格別なペティ シラーはターリーと言っても過言ではないですね。
ボトルは、控え目で、ユニークなかたちです。
それにしても、なぜジンファンデルが比較的安価なのでしょう。
長期熟成にさほど向かないからでしょうか。あるいは他のワインが高すぎるのでしょうか。
よくわかりませんが、嬉しいことなのでよしとしたいと思います (笑)。
国内外のレストランでお肉とともにしばしばお世話になりました。大変おすすめです。
たとえば以前ご紹介したウルフギャング ステーキハウスのワインリストみましたところ、各種ストックされているようでした。
ジンファンデルは、ターリーでなくとも他にコスパのいいワインが多くあります。古樹が比較的多く残っているようですので、樹齢を考慮するのもおもしろいかもしれません。
よろしければぜひお試しください。
(Photo by Marc Najera on Unsplash)
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