「お母さーん、絵の具したーい!」
登園目前のみぃちゃんが言いました。
「お、いいね。やろうか」
お水と、絵の具を数種類、筆2本。
だいたい10分も描いたら満足するので快く準備をします。
色の重なりに集中している娘のそばで、彼女の絵を見返していたら、「色っていいなぁ…」と思いました。
色と言えば、よく思いだすのはマティスのこと。
色の魔術師は、こんな言葉をのこしています。
「色」の部分を「光」にして読むこともできるなぁ…✨と思ったりして。
色には、エネルギーがある。
光みたいに、人の心の中へ染み込んでいくことができる。
マティスの言葉からもうひとつ思いだしたのは、さかなクンのお話。
さかなクンが小さい頃、イライラしてくるとすかさずお母さんが絵の具セットを出してくれていたというエピソードです。色を塗っている内に気持ちが落ち着いてくるんだそう。さかなクンは絵が好きだからとお母さんが日頃からよく観察して、そうしていたようです。
筆に色を浸し、まっさらな紙に広がっていく気持ちよさ。
その色が自分の中に浸透し、整っていくような感覚。
マティスの「自分の人生が満たされていくじゃまをしない」という言葉が鳴り響いている今日です。