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嗚呼、職人の絶望日記

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京都で漆と木工の仕事をしている脱サラ職人。 父は職人歴50年のガンコ者。 絶望的な経済状況の中でおもしろおかしく生きていこうとする、希望にあふれた職人の生きざまをご覧あれ。 アウ… もっと読む
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#ライフスタイル

クラウドファンディングの苦労 ~嗚呼、職人の絶望日記~

2017年7月。 クラウドファンディングのmakuakeにてアウトドア漆器ブランド「erakko」のデビュ…

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自分を甘やかす日々 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

2017年4月。 アウトドア漆器ブランド立ち上げ記。 昨年の4月、アウトドア漆器erakkoの「おと…

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erakkoのデビューをどうするか 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

2017年4月 アウトドア漆器ブランド立上げ記 「erakko」というアウトドア漆器のブランド名も出…

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ホームページの調子はどうですか? 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

アウトドア漆器ブランド立ち上げ記 2016年10月 「erakko」というアウトドア漆器ブランド名と…

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アウトドア漆器試作の日々 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

アウトドア漆器ブランド立ち上げ記 2016年10月 erakkoというブランドネームとロゴも決まり、…

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ブランドロゴができた 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

アウトドア漆器ブランド立ち上げ記 2016年9月。 一人旅でしか感じることのできなかった想いを…

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あれもこれも一人では 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

アウトドア漆器ブランド立ち上げ記。 2016年8月。 父に教えてもらう漆塗りと、独学の木工を組み合わせて、なんとかアウトドア漆器試作品の第一弾が仕上がった。 しかし、ブランドのデビューにはまだほど遠い。 職人としてのスタートが27歳と遅いこともあり、のんびり修行をしていては様々な好機を逃してしまいそうな気もする。 モノづくりの腕もなかなか上がらない状況で、ロゴマークを作ったり、ブランディングなどできるのか。 自分が一人旅の中で感じたブランドのイメージは明確に持っていた

はじめての漆塗り 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

2016年7月。 アウトドア漆器ブランド立ち上げ記。 アウトドア漆器の入れ子になる木地を試作し…

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アウトドア漆器の木地試作 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

アウトドア漆器ブランド立ち上げ記。 2016年6月。 キャンプでの使用を考えたお椀の木地の試作…

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職人さんのマネ 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

2016年5月 ツーリングがてら、材木屋さんを見つけてきた。 車がある今となっては、どうやっ…

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材木探しという名の、、、 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

2016年3月〜4月。 木工を始めた当初の大きな課題の一つが、「木材の確保」だった。 ホームセ…

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お椀、吹き飛ぶ 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

2016年2月。 漆塗り職人の師匠である父に内緒で購入した木工旋盤。 夜、漆の仕事が終わってか…

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アポなし父さん・前編 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

父の弟子となって1ヶ月が過ぎた、3年前の12月のことである。 「宇治まで麻の布を買いに行くか…

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アポなし父さん・後編 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

レンタカーまで借りたのに、宇治市にある材料屋さんの出張期間と父のアポなし訪問が重なってしまった前回。 布屋さんが出張から帰ってくるという2日後の日曜に出直すことにした。 そして当日のお昼前である。 休日の気分でも味わいたかったのか、父が突然、 「自転車で行くぞ」 と言い出した。 僕は旅用自転車に乗っているので問題ないのだが、父のはごく普通のママチャリである。 しかも運動不足でポッコリお腹の66歳である。 とはいえ、往復30㎞くらいなのでなんとかなるだろうと出発した。