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嗚呼、職人の絶望日記

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京都で漆と木工の仕事をしている脱サラ職人。 父は職人歴50年のガンコ者。 絶望的な経済状況の中でおもしろおかしく生きていこうとする、希望にあふれた職人の生きざまをご覧あれ。 アウ… もっと読む
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#日記

発熱、、、もしや、、、

漆や木工の職人仕事とは別に毎週金曜日は某所で働かせてもらっていて、今朝到着してすぐ体温を…

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フランス人、来たる

事のはじまりは今年の2月に送られてきた一通の電子メールであった。 フランスの学生を名乗る…

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職人、ライターデビューす

旅と手仕事にフォーカスしたwebマガジン&ストアの「tabitote 」にて職人のエッセイを書かせて…

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嗚呼、職人の出張 〜新潟編〜 part2

かくして、はからずも背水の陣で挑むことになった新潟出張である。 予算的にはガソリン代と出…

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嗚呼、職人の出張 ~新潟編~ part1

「秋田美人」という言葉があるように、秋田には美人が多いと言われている。 そこで私は一つの…

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クラウドファンディングの苦労 ~嗚呼、職人の絶望日記~

2017年7月。 クラウドファンディングのmakuakeにてアウトドア漆器ブランド「erakko」のデビュ…

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自分を甘やかす日々 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

2017年4月。 アウトドア漆器ブランド立ち上げ記。 昨年の4月、アウトドア漆器erakkoの「おとも椀」製品デビューの日が決まった。 5月11日、クラウドファンディングのmakuakeさんにて、限定先行販売というかたちで。 プロジェクトページの作成が順調に遅延していた。 というのも、クラウドファンディングのページは自分で考えて、自分で入力しなければならない。 それなのに、工房見学用にとゴミ屋敷のようになっていた開かずの間についに大掃除のメスが入ったり、ページを作成しよ

ホームページの調子はどうですか? 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

アウトドア漆器ブランド立ち上げ記 2016年10月 「erakko」というアウトドア漆器ブランド名と…

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アウトドア漆器試作の日々 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

アウトドア漆器ブランド立ち上げ記 2016年10月 erakkoというブランドネームとロゴも決まり、…

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ブランドロゴができた 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

アウトドア漆器ブランド立ち上げ記 2016年9月。 一人旅でしか感じることのできなかった想いを…

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あれもこれも一人では 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

アウトドア漆器ブランド立ち上げ記。 2016年8月。 父に教えてもらう漆塗りと、独学の木工を組…

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はじめての漆塗り 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

2016年7月。 アウトドア漆器ブランド立ち上げ記。 アウトドア漆器の入れ子になる木地を試作し…

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アウトドア漆器の木地試作 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

アウトドア漆器ブランド立ち上げ記。 2016年6月。 キャンプでの使用を考えたお椀の木地の試作…

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職人さんのマネ 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

2016年5月 ツーリングがてら、材木屋さんを見つけてきた。 車がある今となっては、どうやってこんな量をバイクで持って帰ってきたのかは不明である。 かくして、アウトドア漆器として、お鍋に収納できるお椀を作るべく練習を始める。 お椀作りは、大まかに外削り→内側削り→仕上げの外削りという順番に進んでいく。 仕上げに外側を削るときには、お椀がほぼ形作られている。 よって、金属の固定具でつかむ所が無くなるという問題が発生する。 別途部品代は、1万円もする。 貯金ゼロの男に