入院で考えが変わった!

検査の結果、手術と入院が決まりました。

入院は9月の中旬。

入院の翌日に手術、その後1週間ほどの入院予定です。

入院前日は3連休最終日の月曜日で本来は仕事はオフですが、入院期間の仕事があると思い業務につきましたが、前倒しでやっておける仕事なんてそんなにないものですね。

午後から入院先の近くあるホテルに移動。

翌日は入院前にこなせる仕事をさらに探してホテルでこなし、午前中に病院に入院です。

人生初めての入院で、今まで病院嫌いでしたがけっこう物珍しくて初日はあっと言う間に終わってしまいました。

特に体は普通に元気というのも、余裕につながったのかもしれません。

翌日は朝10時より手術。

早朝より脱水防止の為、かなりの経口補水液を飲むように指示されました。

もしかするとこれが一番つらかったかも・・・

補水液を飲みながら、体は元気なのでその日の仕事を1時間ほどで完了。

手術後は1日は絶対安静なので、電話するくらいしかできませんから。


いよいよ手術

そうこうしている間に手術の時間が、人生初です。

不安よりこれで治ると思うと自然と笑みがこぼれてきます。

手術室まで歩けるのですが、規則でストレッチャーののることに。

病室のすぐ前がエレベーターですがストレッチャーが動き出したその瞬間とエレベーターに入ったとき、なぜか予期せぬ緊張が。

仰向けで見たことのない景色をみて移動したためでしょうか?

でもすぐに普通に戻り手術室イン。

麻酔は点滴ですが看護師さんから「少し腕が痛い感じがするかもしれませんが数秒で眠ってしまいますから」と言われました。

「今から麻酔します」

言われた時から何秒耐えられるかとカウントしましたが、「1・2・堕ちた」で3秒もたず。

というか瞬きしたくらいで、「○○さん」と鎖骨のあたりをたたいて起こされました。

感覚的には数秒。

看護師さんに「自分の名前を言ってください」といわれて答えましたが、何かよぱらった時の口調のようです。

その後また眠ってしまったようで、病室までの移動が記憶に全くありません。

次に覚えているのがベットに戻されるとき。


退屈な1日

それから1日は絶対安静。

トイレにもいけません。

もちろん食事も、記憶では飲み物も飲めなかったようです。

頭ははっきり、体も痛いところもなし、ただ動けないのはつらいし時間がなかなか過ぎないものですね。


動ける

翌日になり朝一番にトイレ・病院内・隣のコンビニまでは動いてもOKとの許可と同時に朝食。

まだ血液を外に出す管とパックは付けたままですが、動けるようになりました。

朝食後すぐに隣のコンビニに行きましたが、何かひとすれ違う時にぶつかってしまいそうなことが怖かったことしか覚えていません。

翌日には管が取れ、シャワーもOK。

さらに翌日の診察の結果で、無理すれば翌日の土曜日にも退院可能。

でも遠距離ということもあり月曜日に炎症を起こしていないかどうかの検査をやってから退院ではどうかと説明がありました。

結果、月曜日に退院予定に。

最初は水曜日に手術で翌日から1週間、つまり翌週水曜日に退院が一般的なスケジュールと聞いていたので何か拍子抜けいたような感じがしました。

そうなるとこの入院自体がすごく貴重に感じて、この非日常を楽しまなくてはと言う気になってきました。

とにかくごはんは運んでくれる、食事も思ってたほどまずくない、お酒も飲みたくなくて健康的、TV・昼寝し放題。

退院が決まってしまえばある意味パラダイスです。


退院と同時に・・・

せっかく楽しめるようになった入院生活にも終わりがきました。

でも退院してみるとやはり外の世界は楽しい。

病院から自宅まで約3時間程。

入院中はあれだけ長い時間があったのに気付かなかったことに2つ気が付きました。

1つは自分の仕事は1週間位であれば、事務所にいなくても十分まわして行けるということ。

事前に準備さえしておけば、電話とパソコンを持ち歩いて、ホテルで少しの時間にその時にしかできないことをこなすことで、もっと平日に旅行とかもできること。

2つ目はこれから年を重ねていくごとに、健康面のリスクはどんどんふえていくもの。

今回は乗り越えられましたが、次回もそうとは限らない。

人生は限りがあるということを始めて意識しました。

今までは将来の為に今を犠牲にする必要がありましたが、今後はもう少し今しかできないことを今やる生活に変えないと後悔するかもしれない。

その為には仕事ではなく家族や趣味にもっと時間を割いてもいいのでは?

サラリーマンのように会社のルールに縛られない自分には、それができる環境ではないか?


病気・入院・手術のおかげで、この時一皮むけて人生一歩踏み出せたように思えます。

この時点でかなり時間がかかりましたが、本当の意味で脱サラしたような、長いサラリーマン時代に染みついた自分を縛る規則から脱却できたような気がします。

当然それからの生活はかなり違うものになりました。

ここからが自分の夢の始まりですが、続きはまた・・・


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