関西リーグを盛り上げた「サムライ」。アルテリーヴォ和歌山との開幕戦は、この後の健闘を予感させるものでした。和歌山の優勝も。今思えばね。
2022年の振り返りもついに関西サッカーリーグ開幕戦の3試合目になりました。ついにじゃないですね、まだ開幕戦かい。
淡路島のホテルに泊まって、そして再びアスパ五色へ。二日目の取材は、この年関西サッカーリーグを優勝することになるアルテリーヴォ和歌山と、昇格初年度の守山侍2000の試合でした。
「守山、結構やるよ」と聞いていましたが、前半はその通り守山侍2000が力を発揮したといえる展開。和歌山の攻撃をうまく止めていました。
ただ、後半は攻めさせているというよりも押し込まれてしまう状況になってしまい、逆に和歌山にペースを渡してしまいます。
66分には田口遼選手のシュートが枠に弾かれたところを北島大河選手が押し込み、和歌山に先制点。さらにアディショナルタイムに久保賢悟選手、堀野翔選手に追加点を許しました。
今思えば、これが示唆していたなと思うことがいくつかありますね。今季のアルテリーヴォ和歌山はこういうところでちゃんとゴールを決められるチームだったなということ。だから混戦の中で優勝できたなと。
田口選手の個の力はさすがでした。ここのところ「尖った」選手が少ない印象だった和歌山のなかで、本当に異彩を放つ存在だったと思います。彼の存在も含め、和歌山はとにかく戦力バランスのいいチームでしたね。地域CLを勝ち上がるには、もっと突き抜けた強みが必要なんでしょうが…。
もう一つは守山。この試合は今思えば「かなり守備的だったな」と。ただ、この次の週のおこしやす京都AC戦で後半にカウンターが冴えて勝利しているんですよね。
後半に攻め手がなくなってしまったことをうまく反省点にして変化させたことが、うまく前半戦の戦術のいいバランスに繋がったんじゃないかなと思います。
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