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春分の日はスピノザを

春分の日というのは自然を讃える日だそうなので、神すなわち自然と説いたスピノザについて学ぶことにしました。

恥ずかしながら読書習慣が全く無いので、数年前に初めて「エチカ」を手にした時は一行たりとも理解できず、図書館で震え上がり妙な汗をかいたものです。

ということで、ぬるくて甘いカフェオレのごとくマイルドな解説本をチョイスしました。

ところで、昨年からたびたび弊社焙煎所に来て聖書について教えてくれるおじさんが今日もいらして、悪がはびこる人間世界を浄化する「大いなる患難」が間も無くやってくるから、少しでも多くの人を救うために活動している、と仰っていました。

この方は「神は全ての星々を作られた高次元の存在で宇宙そのものである」と仰るのですが、正義を愛し悪を憎み、塵に等しい存在なはずの人間に裁きを与えるなんて、随分と人間くさい。
宇宙そのものなら全てに対し平等に無慈悲なはずです。

スピノザは上記の汎神論(外部を持たない絶対的な存在たる神は宇宙そのもの)を唱え、神の人格性を否定して教会から狙われたそうですが、その辺どうなのだろう。

今度聞いてみようと思います。狙われるのかな。

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