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マルチ商法をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~事業家集団(新橋)編⑥~

前記事:マルチ商法をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~事業家集団(新橋)編⑤~

最初から読む:マルチ商法をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~ライ○バンテージ編①~

今回の体験をベースにした小説:マルチ商法女と戦っていたら、もっととんでもないものと戦うことになってしまった件

このシリーズは、大仏がとあるマルチ商法女をおちょくり撃退したことから、それと知らずにとんでもなく危険な集団と接触していたことを知り、その真相に迫るという、ハイパースペクタクルファンタジックサスペンスロマンである!

前の記事に引き続き、事業家集団についての考察を進めたい。

うまかろう安かろう亭メソッドにより、新橋で働いている構成員(弟子)と師匠の間のお金の流れはこうなるのだった。

スクリーンショット 2019-09-29 20.04.24

これについて、現金収支を考えてみる。弟子についてはダブルワークや借金、カモを集めての飲み会(多めに飲み代を徴収して稼ぐ)までやっているのだから収支がプラスになるはずはない。マイナスである。ただし、買い込み額や弟子の購入額に応じて集団内で使えるマイルが付与される。これを図示すると次のようになる(黒矢印が現金、青矢印がマイル、正確には集団からのマイル付与だが簡略化のためここでは師匠からの付与として記載)。

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・・・

労働や借金して作った金を貢いだら集団内で使える通貨が貰える??

カ○ジの地下王国かな!?!?!?

ペリカとは(pixiv百科事典)

そして、これは1段階では終わらず、多段階構造になっている。多段にした場合について、一般企業やサラ金、不動産会社などの集団外とのやり取りを考慮すると次のようになる(黒矢印が現金、青矢印がマイル、集団外とのやり取りは太い線と¥イラストで示す)。

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最初はただの互助会かと思っていたが...

これ、外部から吸い込んだ金を上位者が贅沢品に変換する仕組みじゃね?
というか実質マルチでは!?!?

正確には、末端から吸い上げた金を、集団内で少しぐるぐるさせ(中央にある横方向の矢印)、上位者がそれをタワマンや海外旅行、投資に使っている構図だ。このため末端には黒い矢印が外部からしか伸びていない。

搾取・オブ・搾取やないか!!

しかも、マルチ商法・ネットワークビジネスなら還元が現金だが、この集団では内部で使えるマイルで還元される。

大東島紙幣かな!?!?!?

※大東島紙幣:かつて大東島のサトウキビ企業が発行していた、島内でしか使えない紙幣。島は実質サトウキビ企業が管理しており、島内では日本円が流通していなかった。(Wikipedia)

恐ろしい仕組みを作り上げたものだ。末端に勧誘や外貨獲得を行わせ、上位者はそれを吸い上げる。このためには末端が厳しい労働や借金を行わねばならないが、そこは毎週セミナーに参加させたり、師匠の金持ちぶりを見せたりして将来の起業という餌をぶら下げコントロールする。凄まじい搾取装置だ。願望・欲望を現金に換える装置とでも言おうか...結局、特定思想に染め上げて労働力や金品を巻き上げるという点ではカルト教団がやっていたこととほぼ同じで、やはりかなり危険な集団に見える。

ここまで、事業家集団について考察を進め、危険な集団であることを再確認した。今回はこれくらいにして、次回は前に少し言及した外部セミナーついて記載したいと思う。

to be continued...

次の記事:マルチ商法をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~事業家集団(新橋)編⑦~

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