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街角ワンコだけじゃない!イタリアで出逢った愛すべき犬たち【後編】

仕事柄もあって、これまでいろんな国へ行きました。
海外へ行くと、自然と目に留まってしまうのがイヌやネコたち。

2回目となる【後編】では、「ワンコと過ごすイタリア」をテーマにお送りします。

人懐っこいワンコ(しっぽブンブン)

まずは南イタリア・地中海に浮かぶシチリア島から。
カステルヴェトラーノという町のマンマ宅へお邪魔したときに、わたしに懐いてくれていたワンコです。

しっぽをブンブンさせて、出迎えてくれました。
こんな瞳で見つめられたら、かまってあげるしかないですよね・笑。

この子、日本ではあまり見ないお顔をしていると思いませんか?
シチリア島の土着犬らしいです。人懐っこい子でした。

ワンコが住むカステルヴェトラーノは、丘上にあります。
ここから一望できる眺めが絶景♡

そうそう!美味しいパン、そしてオリーブオイルの名産地でもありますよ。

カステルヴェトラーノの古代小麦パン

ぽつんと一軒家のワンコたち

南トスカーナのマレンマ地方にある「ぽつんと一軒家」
友人宅のワンコにも登場してもらいましょう。

これは春に行った時に撮ったワンコの写真ですが…
なにやら白いモノを口にしゃぶっていますね。なんだかわかりますか?↓↓↓

手にも持っています

なんと!

野生の鹿の骨でした!!!

鹿の骨とワンコ

私が車で到着したことに気づいて、いつものように喜んで走り寄ってきてくれたワンコたち。

・・・ですが。

どこかから拾ってきた鹿の骨を自慢げにくわえたまま私に飛びついてきたので、かなり驚きました。というか、悲鳴をあげて逃げました。笑

あのときは悲鳴をあげてしまって、びっくりさせちゃってごめんね。

家の外に締め出されてしまったワンコ

ふたたび、秋の【ぽつんと一軒家】から。
ワンコたちと一緒に、家の外でオリーブ収穫をした日の夜のことでした。

「あれ?そういえば1匹いないね。どこへ行ったのかな?」

そう言ってドアの方をみると、ガラス扉の向こう側に見つけました。
入れて欲しそうな表情で、家の中を覗いているワンコを!

他のイヌたちはこの家のワンコだったのですが、この子だけ【ゲストのワンコ】だったんです。
きっと勝手がわからず、家の中に入りそびれたのでしょう。

オリーブ収穫中は、あんなに嬉しそうにチョロチョロしてたのにね!

ちょっとおっとりさんなところが愛らしい子でした。

元貴族の邸宅のお庭にいた王様ワンコ

さて次は、トスカーナのルッカという町の郊外から。
元貴族が所有の広大な敷地内で、オリーブ収穫のお手伝いをしていたときに出逢ったワンコです。

お庭にある噴水の池に浸かっていましたよ。

糸杉越しに、風光明媚なトスカーナの丘をじっと眺めていました。贅沢だなぁ。

関係ないけど、ここから車で15分ほど行くと有名な温泉保養地があります。
もしかしたら水じゃなくて温泉だったのかもね。←違います

さて水から上がったワンコ、
次はオリーブ収穫のために広げたネットの上で、無邪気に遊び始めました。

この子たち。仕事の邪魔しているようで、ほんとうは私たちに癒しを分けてくれていたのかも?!

オリーブ収穫作業を横目に、まるで王様のようなワンコでした。

朝食の横でじっと見つめるワンコ

次はまたシチリア島から。

1週間ステイしたアグリツーリズモ(農園宿)では、毎朝ワンコに見つめられながら朝食を食べました。

こんな眼差しです。

お腹がすいていて、朝食中の私を見つめていた?
もしくは【犬好きオーラ】を嗅ぎつけて、懐いてくれていたのかもしれません。

ひとりでの宿泊でしたが、この「かわいい相棒くん」のおかげで楽しい朝食タイムを過ごすことができました。ありがとう♪

女子会についてきたワンコ

リヴォルノの町に滞在中、思いつきで友人に連絡をとってみたら、急遽バールで落ち合うことになって。
※バールとは、コーヒーを飲むお店です。
いわゆる「女子会」ですね♡

友人のひとりが、かわいい愛犬くんを連れてきました。

ワンコの名前は KENZO。
KENZOのお洋服が好きなので「KENZO」と名付けたんですって。

KENZOくん

ワンコのお散歩がてらバールに立ち寄り、「犬同伴で女子会」までできちゃうのがイタリアです。

飼い主目線で、やっぱり羨ましい限り。

海水浴を楽しむワンコ

イタリアで海の近くを訪ねると、「犬同伴で泳げるビーチ」の看板を見かけることがあります。

ここもそうでした。
バウビーチ(Bau Beach) です ↓

イタリアの犬は「わんわん」ではなくて「バウバウ」と鳴くからバウビーチ。
日本だと「わんビーチ」ですね。

バウビーチでは、ティレニア海(地中海)を気持ちよさそうに犬たちが泳いでいました♡

みんなスイスイ、泳ぐのが上手だなぁ。

あら!よそのワンコとも、いつの間にか仲良くなっていましたよ。

まるで「父親(飼い主)と遊ぶ子供(ワンコ)」みたいな絵ですね。

ひと泳ぎした後は、ビーチパラソルの下でのんびり。

夏の思い出が たくさんできてよかったね♪ バウバウ🐶

山羊の群れの番犬たち

イタリアではオリーブオイルの産地を巡ることが多く、田舎へは本当によく行きます。
さてラストはそんな田舎から、お仕事中の番犬ワンコに登場してもらいましょう。

ローマとナポリのあいだにある町ラティーナから、さらに山へ向かってドライブ中、山羊の大移動に遭遇しました。
群れの先頭には、堂々たる風貌をした1匹のイッヌ。

最後尾にも、イヌが歩いていました。
あたかも羊の群れを前後から守るかのように。

その後、車を停めて歩いて山を上っていたら、先ほどの山羊たちの群れをまた見つけました。
【山をよく知る知人】から、このときに教わったことがあります。

「山羊や羊の群れに決して近寄ってはいけないよ。番をしているイヌにとっては 近づいてくる不審者はすべて敵。大怪我するから!」

山羊の群れを守る使命を背負ったワンコたち、だったのですね。やはり。

教えてもらってからは、大地で草を食む山羊や羊の群れを見つけても、近寄らずに遠くからそっと見守るようにしています。

イタリアでワンコをみかけたら|さいごに

「ワンコと過ごすイタリア」では、それぞれの土地で縁があったイヌたちに登場してもらいました。

イタリアで旅をしていると、いろんなシーンでワンコたちを見かけます。

次回のイタリア旅行では、ちょっと目線を低く下げてワンコに注目してみませんか?
もしかしたら、これまでと違うイタリアが見えてくるかも◎

さいごまでお読みくださり、ありがとうございました!

▼ 前編【街角編】をまだお読みでない方は、こちらからどうぞ♡

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わたしが運営するサイト ミエッタデイズ でも、イタリア×食×旅 をコンセプトに発信をしています。
よかったら遊びにきてくださいね♪

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