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ドラマ「舟を編む」最終回に向けて

ドラマ「舟を編む」が、最終回をむかえる。
毎週楽しみにしていたドラマなので、寂しいと感じながらも、最終回の内容がどんなふうに描かれるのか気になって仕方がない。

ドラマ「舟を編む」の1話感想などを書いた記事↓

原作も先日読み終えたばかりだし、映画版「舟を編む」も何度も観ているので、大体のストーリーは予想できる。でも、きっと原作や映画とは違った感動も得られるんじゃないか、とも期待してしまう。

9話まで視聴してきて感じたのは、思っていた以上に原作と違うところが多いというところ。それはこの令和の時代にドラマ化することによる変化も大きく影響している。原作では、辞書作りがおそらく2010年ごろに終わるぐらいの設定だと思う。でも、このドラマではあえて2017年~2020年を描いている。そして、9話の終わりには、コロナ流行が迫ってきていた。最終回、「大渡海」がいよいよ完成するという時に、コロナ禍になってしまうなんて。松本先生の病気のことも心配だし、辞書編集部にもコロナ流行の影響が絶対に出てくるよね。そんな最終回、私たちをどんな言葉の海に連れて行ってくれるのでしょうか。

9話では、みどり(池田エライザ)と製紙会社の営業・宮本(矢本悠馬)の恋愛が進展した。原作ではさらっとしか描かれていないけれど、ドラマではみどりが主人公ということもあって、この二人のやりとりがかなり重要なシーンとなっている。

告白シーンでの二人は、何だかとても愛おしく思えた。

2話でみどりが「恋」や「愛」そして「恋愛」の語釈について疑問を持ち、自分で考えることになった「恋愛」の語釈が、ここでまた映し出される。

あえてここには書かないけど、みどりが考えたこの語釈を、私も気に入っている。

辞書で「恋」とか「愛」とか、私はこれまで引いたことなかったな。
自分ならどういう語釈にするかなぁ。って考えるのも楽しい。

それにしても矢本悠馬さん、私が最近観ている作品にかなりの頻度で出てくる。今クールのドラマだけでも、「Destiny」と「イップス」に出演中で、観ているこちらはちょっと混乱する。前クールでも「となりのナースエード」に出ていたし、「矢本悠馬、いったい何人いるんだよ!」って突っ込んでる人は私だけじゃないはず。
いろんな矢本悠馬さんを観た中でも、「舟を編む」の宮本さんは意外といったら失礼だけど、さわやか好青年の役がとても良かった。原作の宮本のイメージって、もうちょっとイケメンを想像しちゃうんだけど、ドラマを観たら矢本悠馬の宮本で大正解と思った。ゴールデンカムイで脱獄王白石をやっていたとはとても思えない(笑)

紙の「大渡海」を作ることができて、本当に良かった。
原作でも映画でも、辞書のための究極の紙が出来上がったときの感動が、この作品の中でもとても重要な要素だと思っているので、いくらデジタルの時代だからと言っても、そういう意味でも絶対に紙でも作ってくれなきゃ困る。宮本さんの活躍も見れないから(笑)

最後に、「舟を編む」は最終回をむかえてしまうけれど、このNHKBS日曜22:00の枠で、6月から私の大好きなドラマ放送されることが決まったので、お知らせしたい。

Amazonオリジナルドラマ「エンジェルフライト」

Amazonプライムビデオで配信中の「エンジェルフライト」は、実話をもとにした国際霊柩送還士を描いた全6話からなるドラマで、これが毎回泣ける。国際霊柩送還士という聞き慣れない職業という点で、まず仕事ドラマとして興味を持つということはあるが、それだけではなく、亡くなった人の背景にあるドラマの描き方が本当に素晴らしい。

あ、このドラマにも矢本悠馬さん出演されています。
自分の好きなドラマにこれだけ出演されているってことは、私はもう矢本悠馬さんのファンなのかもしれない。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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