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自分軸の作り方#132 子どもは悪ふざけをして道路に飛び出す生き物です。



この記事の内容は、偏った意見かもしれません。
いち個人の意見として、文章化したことですので、ご了承ください。


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ベビーシッターの仕事で、幼稚園や保育園にお迎えに行く機会があるのですが

時々、掲示板にこんな貼り紙がしてあるのです。


○○公園の近くで、
ここの園のお子さんを乗せた自転車が
車の前に飛び出してきて、ヒヤッとしました。
その人は何も言わずに立ち去ったので連絡させていただきました。気をつけてください。      ※このような連絡がありましたので、心当たりの方は園長に連絡してください。
◇◇公園の前の道を車で通った時、ここの園の
子どもが飛び出してきました。危ないので注意してください。
また、保護者の人のおしゃべりが近所に響いているようです。気をつけてください。


 この住宅街には
小さな公園がいくつかあります。
子どもたちはその中で走り回り、
道路に飛び出すこともあるようです。

就学前のお子さんを乗せた自転車が飛び出してきてヒヤッとした、というクレームについて、感じたことは

なんで車に乗った近隣の大人を中心に考えるんだろう。

と言う違和感でした。

急に飛び出してヒヤッとさせる自転車は、
他にもたくさん走ってます。

園児服を着た子どもが乗っていたから特定できただけのこと。

自転車もですが
歩きスマホの人は、もっと危ないとも思います。

目の前に自転車が飛び出してきて、
危なかったのはわかるけれど、
そのお母さんは出勤前で、大慌てで送迎していて、謝る余裕もなかったかもしれない。


そもそも、自動車は公園の近くを通るときには
最徐行するものなのでは?


話は私の子どもたちが小学生の時に遡りますが…

小学校に、こんなクレームがよく来ていたようです。

「公園の外に走り出る子どもがいる。
危ないからやめて欲しい。」

「下校時に、ふざけて道路にはみ出す子どもがいる。気をつけて欲しい。ここの小学校は、昔はこんなことはなかったのに、だんだんマナーが悪くなっている。」

などなど。

うちの子どもは、学校から注意された後、
2度とその公園に行かなくなりました。

息子によると
その公園で友達とゲームをしていたら
「公園でゲームするな!!」と見知らぬ大人に文句を言われたこともあるそうで、
「家で遊んでいてもゲームばっかするって言われるし、公園でも怒られる。鬼ごっこしていても怒られる。
どこで遊べばいいんだ!」

 もちろん、道路にはみ出して遊ぶのは危ないのでダメなことです!
けれど、公園が狭すぎることも、
走り回って遊ぶ場所が他にないことも事実なのです。


子どもにとっての「遊び」は
大人にとっての「遊び」とは
意味合いが全然違い、
単なる暇つぶしではなく、
心身の発達に欠かせないものです。

私自身、子どものしつけに厳しい方々の多い地域に住んでみて、

子どもが大声を出すことや
急に飛び出す衝動性を
抑え込むことが躾だと考える人の監視している地域では

子どもはエネルギーを発散できない状態が続き
生きる意欲が減退していくな、と
しみじみ思いました。

少子化対策、と言われますが
立派な遊具や、
素晴らしい教育カリキュラムの前に
もっと根本的な、地域住民の意識のほうを
なんとかして欲しいと感じていました。


以前、植松勉さんの講演を紹介する記事の中で

「学力向上を目指した地域は 過疎化が進み 自殺率も上がる」

と、植松さんが語った言葉をお借りしました。

「子どもは、悪ふざけ・大騒ぎして、走り回ったり急に飛び出したりする。
遊びを通してエネルギーを発散し、元気を保ち、成長する生き物である」と私は思います。

これを許さない環境下では
鬱になる人が増え、
子どもを産み育てる意欲が減退し、
少子化が進む。

というメカニズムが見えてきます。


狭い狭い公園の中だけでおさまるよう
大人が喜ぶ範囲で遊ぶ子どもを想像してみてください。



大人の喜ぶことに意識を集中し、
大人の顔色をみて行動している子どもが、
キラキラ目を輝かせて
明るい未来を創造するパワーを
持てる気がしません。


少子化対策の中に盛り込んで欲しいこととして…


公園周辺で、子どもにぶつかりそうになったり
危ない経験をしたドライバーは
公園の近くを車で通らないこと。

公園周辺では、飛び出す子どもに留意し、
自動車は歩く速度で運転すること。

公園の周辺道路については、
日の出から日没まで原則、車両通行止めにすること。

子どもが騒いだときに
保護者が申し訳なさに縮こまることがないように、保護者を全力で守ること。


近所の子どもの大声に耐えられず
学校や幼稚園にクレームを言ってくる人への対策としては
高齢過疎化した地域への転居を推奨する。


などなど、妄想しています(笑)


子どもを産み育てたくなる世の中を本気で作ろうとするなら、
子どもの遊びやすさ・生きやすさを中心に置く方向へ
大人たちの意識を変えることの方が大切だろうと
最近は 強く思うようになりました。

 こうして文章にして、モヤモヤのガス抜きを試みました。
失礼しました!

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