自分軸の作り方#139 お母さんの笑顔は、子どもの成功体験。
子どもに自信を持ってもらいたい。
子どもが小さい頃から
ずっとそう思っていました。
精神的にたくましく。
何ごとにも、挑戦できるように。
体験型の実験教室に行ったり
イベントに参加させたり
習い事に行かせたり。
ところがどうでしょう。
思い返すと、
褒めてはいたけど
回数としては
口出し、ダメ出し、指示出しの方が多く、
子どもの失敗には冷たい視線、
無表情・無言で対応していました。
子どものこぼした牛乳を
ゴシゴシゴシゴシ
無表情で拭く母親でした。
怒っちゃダメ。
怒っちゃダメ。
こんなことくらいで。
必死に我慢を重ねてました。
学習塾を嫌がる日に送って行って
とにかく何とか教室に入るよう説得し
休むことを許しませんでした。
逃げるな。
立ち向かえ。
叱咤激励してました。
そして、息子たちが不登校になった時に
愕然としました。
息子たちは、
何かに取り組む前に
あきらめてしまい
俺には無理だ、と
逃げてしまうようになっていました。
私の頭の中は
大忙しでした。
どこで間違えた?
このまま引きこもったら、将来どうなる?
どんな声をかけたらいいの?
どうやったら普通の生活に戻れるの?
でも平然としていなくては。
子育ての責任は私が取らねば。
誰が悪い?
私が悪い?
夫が悪い?
学校が悪い?
教育制度が悪い?
どうしたらよかった?
真剣に、深刻に考え続けていました。
辛く苦しく
もがいていた 長い時間。
そして、見えてきたのは
子どもは、幼い頃から
お母さんの期待に応えようとして
ずっとずっと頑張ってきた
っていうことでした。
そして、私も
頑張ってきた。
間違ったたわけじゃない。
たしかに、子どもの幸せを願って頑張ってきた。
そう気づいて
肩の力が抜けました。
お母さんが笑顔でいると
子どもは自分の存在に
自信を持てるようです。
ただお母さんが幸せそうにしているだけで
子どもの話に優しく耳を傾けているだけで。
なにげない毎日が
成功体験として積み上がるのだと
感じるようになってきました。
ぼくはお母さんを笑顔にできる!
それが土台にある子どもは
心が強くなれるって 思います。
穏やかな交流を営める親子関係がある。
子どもが、何かに立ち向かったり
倒れても起き上がれるための土台は、
そんな親子の優しい時間を
ゆっくりゆっくり
積み重ねて 出来ていくものなのですね。
日曜日の昼下がり。
夫・息子とボードゲームをしながら
笑って 悔しがって。
もんじゃ焼き屋さんで
おいしいねーって おこげを食べて
幸せな時間を過ごせている今日。
きっとこれも
わたしたち家族の大切な
成功体験なのです。
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