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グラレコへの道 《占星術 篇》 第13回 | Jupiter 木星 Vol.01

魂が、肉体を使って、現実の物質世界で、行動を起こそうとする。

占星術、サビアンシンボル、ホロスコープなどの「思考ツール」によって、流れやタイミングをうまく掴むためのヒラメキを得たり、判断のキッカケを持てるようになる為の、ヒントを公開しています。

「ライブでの、グラレコ(グラフィック・レコーディング)」を
目指しながら『ビジュアルノート、スケッチノート』で「情報の みえる化」を行ないます。

        As above, so below. As within, so without.
           As the universe, so the soul.

         上なるものの如く 下なるものはあり
         内なるものの如く 外なるものはあり
            宇宙の如く、魂はある

A:占星術における「Jupiter 木星」

Mars 火星 Vol.01」「Mars 火星 Vol.02」に続いて、今回は、占星術やホロスコープの中で「Jupiter 木星」のシンボルが、どのような意味を持っているのかを考えていこうと思います。

①「でっかくて、重い」天体である木星

Jupiter is the fifth planet from the Sun and the largest in the Solar System. It is a gas giant with a mass one-thousandth that of the Sun, but two-and-a-half times that of all the other planets in the Solar System combined.

木星は、直径は地球の約11倍、体積は約1300倍もある「太陽系最大の惑星」です。とても重く、太陽系の中にある、木星以外の惑星をすべて集めても、木星は「さらにその2.5倍の質量」を持つと考えられています。

Jupiter is much larger than Earth and considerably less dense: its volume is that of about 1,321 Earths, but it is only 318 times as massive

地球との比較では、質量は318倍、直径は11倍、体積は1321倍ほどあり、

Jupiter's radius is about 1/10 the radius of the Sun, and its mass is 0.001 times the mass of the Sun, so the densities of the two bodies are similar.

木星の半径は、太陽の10分の1に等しく、質量は1000分の1となっています。

Jupiter is one of the brightest objects visible to the naked eye in the night sky. Jupiter is usually the fourth brightest object in the sky (after the Sun, the Moon and Venus) at times Mars is brighter than Jupiter.

木星は、肉眼で見える(太陽、月、金星に続く)4番目に明るい天体ですが、時々火星の方が明るく見える事もあります。

木星は「固体の表面を持っていない」事も特徴です。地球は主に岩石から構成されますが、木星は「ガスのかたまり」と考えられています。

②木星の回転

Jupiter's rotation is the fastest of all the Solar System's planets, completing a rotation on its axis in slightly less than ten hours; this creates an equatorial bulge easily seen through an Earth-based amateur telescope. The planet is shaped as an oblate spheroid, meaning that the diameter across its equator is longer than the diameter measured between its poles.

木星の自転速度は9時間56分で、地球の半分以下で、これは、太陽系の惑星の中で最速となります。

自転速度の影響で、遠心力が大きくなり、このために木星の赤道は膨らんでいて、南北方向がつぶれた楕円形をしています。

The axial tilt of Jupiter is relatively small: only 3.13°. As a result, it does not experience significant seasonal changes, in contrast to, for example, Earth and Mars.

木星の自転軸は、公転軌道面から3.13度傾斜していますが、傾斜角が小さいため、木星には顕著な「季節の変化はありません」。


②「天空神として気象現象を司る」主神ユーピテル

Jupiter is the god of the sky and thunder and king of the gods in Ancient Roman religion and mythology.

一番大きくて、一番早く、自転している、木星ですが、季節の変化はなく、どっしりと構えている印象が、古代ローマ神話の主神であるユーピテルと紐づけられて、それが英語Jupiter(ジュピター)の語源になっています。

このユーピテルは、天空神、気象現象(特に雷)を司る神とされ、ギリシア神話のゼウスと同一視されています。

③「79個の月」を従える木星

Jupiter has 79 known natural satellites. The four largest moons, visible from Earth with binoculars on a clear night, known as the "Galilean moons", are Io, Europa, Ganymede, and Callisto.

木星には衛星が79個発見されている。その中の、大きな4つの衛星がイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストでありガリレオ衛星と呼ばれています。

このたくさんの月を従えている事も、木星ジュピターが、ローマ神話の主神ユーピテルである事に繋がってきます。

④「雲に覆われた」木星

Jupiter is perpetually covered with clouds composed of ammonia crystals and possibly ammonium hydrosulfide. 

木星は、常時雲に覆われており、可視光で観測される表面は「固体の地面」ではなく「雲の表層」なのです。

The clouds are located in the tropopause and are arranged into bands of different latitudes, known as tropical regions. These are sub-divided into lighter-hued zones and darker belts. The interactions of these conflicting circulation patterns cause storms and turbulence.

この雲は「異なる流れ」を起こしていて、比較的明るい「帯、ゾーン(zones)」と暗い「縞、ベルト(belts)」に分けられています。

それぞれの部分にある物質が、太陽光を反射する具合で、木星はシマシマ模様に見えているのですが、これらのゾーンやベルト部分のジェット気流は、風速100m/s(360km/h)にも達し、幅や色を毎年変化させています。

大きく、どっしりと、安定しているようで「内部では絶えず、高速の循環」が起きている。この側面が、生き物が外見的には同一人物に見えても、実は体を構成している細胞という単位では、絶えず入れ替わりが起きている事を思い出させてくれます。

最高神という「恒久の、良いポジション」を保ち続けたいならば、新しい事を無理にでも試して、自ら切磋琢磨し、変わり続けていく意欲を持つ必要があります。現状に安心してしまい、成長する事、自分を磨く事を止め、今の地位を守る事だけに意識を向けた時点で、衰退が始まってしまうのです。

To stay the same, we need to keep changing.
「変わらない」ためには、「変わり続ける」必要がある。

⑤大赤斑を持つ木星

The best known feature of Jupiter is the Great Red Spot, a persistent anticyclonic storm that is larger than Earth, located 22° south of the equator. The oval object rotates counterclockwise, with a period of about six days.

木星の注目すべき特徴として「大赤斑」(だいせきはん:Great red spot)と呼ばれるものがあります。木星の表面に存在する「高気圧性の巨大な楕円形の渦」の事です。

この大赤斑と呼ばれる「ガスの大規模な渦巻き」は、地球上の高気圧とはスケールが違って、直径が地球の3個分もあり、反時計方向に6日で渦が1回転します。

この大きな渦は、周囲で新たに発生する渦巻きを次々と吸収して、飲み込みながら、自らのエネルギーを継続させているように見えます。「自らの力」を長続きさせるには、「周りの、新しい、存在たち」を、自身にうまく取り込んでいく事が、大切になってくるのです。

B:木星のシンボルマーク(Glyph)について

ホロスコープ上で、木星を表す記号は、

①三日月(Crescent)
②十字(Cross)

で構成されています。

①魂 Soul + 肉体 物質 Matter

この2つの部分に分けられる記号は、それぞれ意味を持っています。

①三日月は、魂(Soul)
②十字は、肉体、物質(Matter)

十字【肉体、物質(Matter )】に、三日月【魂(Soul)】がくっついている状況が、物質(Matter )を通して、世界へ繋がり、作用を起こそうとする魂(Soul)を表現しています。

魂が、肉体を使って、現実の物質世界で、行動を起こそうとする。

もう少しわかりやすい例を考えてみると、魂だけ(もしくは、考えや、思考や、電気信号だけ)では、物質世界のオブジェクトに触れられず、活動できなかったものが、体という「カンタムロボ」を動かし「物質世界での行動」を行い、「思考を実現させていく」。そのようなイメージを持つのが、木星のグリフになります。

( 魂(Soul)と霊(Spirit)の違いについての記事はコチラ ↓ )

C:ホロスコープを、リーディングする。

閃きを得るために、ホロスコープに現れるシンボル体系から、
可能性の扉を開くヒントを読み取ります。

ホロスコープのリーディングをおこなった過去のノートはコチラ ↓

終わりに

今回の「Jupiter 木星 Vol.01」は以上となります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。これからも「グラレコ への道 《占星術 篇》」では、『占星術、サビアンシンボル、ホロスコープ』関連の記事をTwitter、Instagram、YouTubeと並行して公開していこうと思います。

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