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【薬膳の基本】五味とは…?

こんにちは☺国際中医薬膳師×管理栄養士の相川朋世です🍀

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【食を通してたくさんの人を笑顔に】

をモットーに、食事でココロとカラダを整えて毎日を“ごきげん”に過ごせるお手伝いをします。

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日本でも、「甘味・酸味・辛味・塩味・旨味」の五味がありますね。

薬膳にも五味があって「甘味・酸味・辛味・鹹味・苦味」の五つがあります。(淡味というのもありますが、ここでは置いておきます。)

〈味も身体の機能に関わる、薬膳の味の考え方〉

コメント 2020-07-07 220537

この表は中医学でよく使われる「五行色体表」といいます。

縦にグループ分けされていて、どんな関連があるか見るのに役立ちます。

この表を見てわかるように、臓腑と味は繋がっていて、五味にはそれぞれ入りやすい臓腑があることがわかります。

例えば、甘味は脾に作用し、消化器官の働きを促し、滋養強壮作用によって、虚弱体質を改善する働きがあります。

このように、薬膳による食養生では、五味が五臓に作用する働きを利用して、体質のバランスをとっています。

■酸味とは…?

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≪収斂・固渋・止瀉≫

レモン・トマト・みかん・梅干し・梨・ざくろ・お酢など酸っぱいものがあげられます。

きゅっと引き締まるイメージで、漏れてはいけないものを引き締めて抑える働きがあります。例えば、夏の暑い日にダラダラと滝のように出る汗をを抑えたり、咳や下痢を止めるという働きです。

しかし、酸味の摂りすぎは筋肉を収縮させて足がつったり、脾を傷めてしまうので、注意しましょう。

■苦味とは…?

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≪清熱・瀉火・燥湿・降気・解毒≫

ゴーヤ・ぎんなん・セロリ・コーヒー・緑茶・ウーロン茶などがあります。

身体の熱を冷ます働きがあります。夏にゴーヤチャンプルーを食べるのはその典型です。ゴーヤと豆腐で体の余分な熱を冷ましてくれます。

燥湿というのは、身体の余分な水分のことを言い、むくみなど水分代謝が悪い時に使います。

降気とは、気を降ろすことで高ぶった精神状態を鎮める働きがあります。

解毒といいますが、例えば、熱を持ったような口内炎やニキビに対して、それを追い出すことも解毒と表現します。

■甘味とは…?

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≪補益・滋養・補脾・和中・緩急≫

お米や野菜など、私たちの食べる食材の多くは甘味に属しています。甘いものを食べると元気になりますが、まさにその通り。ですが、人工甘味料や加工した甘さではなく、薬膳でいう甘みは自然な甘みのことを言います。

元気の素、身体を補う補益・滋養作用があります。

胃腸の調子を整える補脾の作用もあり、エネルギーを作り出す脾のケアをしてくれます。

また、痛みを和らげる緩急という作用もあります。

■辛味とは…?

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≪発散・行気・活血≫

風邪をひいたときに辛い物を食べると、汗が出て、風邪の元である邪気を発散する働きがあります。風邪の初期の寒気や熱、くしゃみにききます。

また、気血の流れをよくする働きがあるので、身体のめぐりがよくなり、肩こりや頭痛などのめぐりの悪さからくる痛みを改善します。

■鹹味とは…?

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「鹹」はカンとよみ、塩味のことを指します。これは海藻や魚介類の天然のミネラル・塩味のことをさします。

≪軟堅・酸結・補腎・滋陰・養血・潤燥≫

塊を柔らかくする働きがあります。例えば、コロコロの水分が少ない便秘には海藻類を食べると柔らかくしてくれます。

頻尿や生殖器官の働きをよくしてくれるため、アンチエイジングにもいいと考えられています。

〈味に働きがあるって面白い〉

簡単にご紹介しましたが、味にも効能があるって面白くないですか?献立をたてる時にも役立てますよね。飲み物やお菓子にも応用できます。

今日は疲れているからサツマイモや大豆など、ちょっと甘みのあるものを使おう
今日は外が熱すぎる!体の熱をとる緑茶を飲もうかな

※性味表などを見ると、普段感じる味と表記されている味が一致しないことがあります。

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国際中医薬膳師×管理栄養士 相川朋世

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