無知の知
先日、近所にある保護犬と触れ合えるちょっとした施設を訪ねてみました。
「保護犬・猫カフェ」という名目でしたが
カフェ要素はほとんどなく、時間制で床や椅子に座って保護犬・猫と触れ合うことができる場所でした。
実は地元にいたときからずっと保護犬活動に関心があって、
地元にはそういった活動を行っている団体はいなかったので
転居してきて近所に施設があると知りずっと行ってみたいと思っていました。
私にとって「保護犬」と人生初の関わりです。
平日のお昼過ぎ、ひとりで施設を訪ねました。
足を踏み入れて最初に驚いたのは数です。
お世辞にも広いとは言えない一室に、ちょっと多くの保護犬さんがいました。
私が受付している間もゲートの内側でみんなこっちを見ていて
それは可愛らしく思えたけど、保護犬が暮らす場所ってこれくらいの部屋キャパなのか・・・と複雑な感情が湧きました。
小型犬~ちいさめの中型犬が遊んでいたり、おやすみしていたり、
窓の外を眺めていたり、みんなとってもとってもかわいい。
人懐こい子もいて、初対面にもかかわらず1時間ずっと傍で撫でさせてくれたり、膝の上で爆睡してくれたりしました。
私に興味はあるけど人見知りしている子や、慣れてない人間に興味がなさそうな子、時たま匂いを嗅ぎに来ては去っていく子など
多様な性格の保護犬がいて、有意義な時間を過ごさせてもらいました。
ただ、退室した後にちょっとモヤモヤしている自分がいました。
実家にて10年以上犬を2匹飼育していた経験があると言えど
保護犬関連の施設に行くことが初めてだったため比較ができないうえ、
自分に知識が乏しいので、これが「普通」なのかという点において判断はできかねると思いましたが・・・
気になったのは
・汚れている子がいたこと(尻尾にうんちがこびりついている・よだれによる汚れがそのままになっている・目やにがついてる等)
・噛み癖がある子がいてしつけは行わない様子だったこと
・保護犬への接し方が雑に見えるスタッフがいたこと(持ち上げ方、犬の着ている服を引っ張って抱っこしたりしていた)
などの点です。
たくさんの保護犬がいましたし、私は無知だし、定期的にお手入れをする時間を設けている可能性もあるので一概にはなんとも言えませんが
これが保護犬の置かれている環境なのか・・・と考えてしまった自分がいました。
もし自分が保護犬のお世話をする人間だったらどうするかな、と。
驕りにも程があります。
そもそも私は保護犬のために何の行動すら起こしていないのだから。
本当に何も知らなかったことに大いに気付く。
保護犬カフェに行ってから
ペット関連のお仕事や活動についてこれまで考えていたよりも
一気に関心が高まりました。勉強しなければ。
風邪のひきはじめかくしゃみがとまらないので
葛根湯を飲んで今日のところはお休みします。
グッナイ。
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