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孤独に打ち勝つ

先日のイベント「丸山健太郎さんが珈琲文明にやってくる」はおかげ様で大盛況のうちに終了いたしました。

私と丸山珈琲の関係については過去の「文明ロード(修行編)」でも触れていますし、もうご存じの方が多いので省きますが、そもそも今回なぜ日々超多忙を極めいてるような「世界のマルヤマ」が珈琲文明に来たのか?ということに関してはおそらく正確には誰も知らないと思います。

でもここカフェラボの人にはその本当の背景を説明します。

実は説明は既に(やはりここカフェラボ内でのみ)終わっていまして、それはここ指南書の数か月前の「渾身の商談(たぶんそんなタイトルでした)」というところをまだお読みでない方はご覧になってください。

簡単に言うと珈琲文明の豆の卸先である丸山珈琲が「豆の値段が高騰し卸価格を爆上げすることになった」ことに伴い、それを受け入れる代わりに半ばどさくさに紛れて(笑)私が「丸山さんに講演会をしにいらしていただきたい」という話を飲んでもらったというなんとも転んでもただでは起きぬ不屈の精神をみせてみたという次第であります(笑)。


さて、そんなことがあってこの度その「世界のマルヤマ」さんが六角橋にあるイチ個人店に来てくれたわけですが、トークセッションで私が投げかけた質問はおそらく聴いてる人のほうがおそらくハラハラドキドキするような内容だったと思います。

例えば「丸山さんの師匠について」やその他いわば「アントニオ猪木に向かってジャイアント馬場のことどう思ってますか?」とか「ダウンタウン松っちゃんに向かって爆笑問題の太田について話してください」みたいなことを投げかけたもんだからそりゃその場の空気も張り詰めるってもので(笑)、もちろん私自身も内心ドキドキでした・・・。


あとあと文書として残るようなこういうところでもやはり自粛すべきでしょうから書きませんが、当日いらした方と配信をご覧になった方(そうそう、配信の申し込みしていてまだご覧になってない方はぜひご覧くださいね)の胸の中だけに仕舞っておいてほしいと思いますが、今回の指南書で述べておきたいことは結論から先に言うなれば「孤独に打ち勝て」という話になります。

ご存じの通り、丸山さんはそれまで「無」だったスペシャルティコーヒーという物の存在を知らしめ広げようとした人です。

無から有を成しえることは本当にエネルギーを消費するものです。


それだけではなく、ズバリ、圧倒的に「孤独」です。

例えば丸山さんにも焙煎の師匠がいて、でもその師匠さえも否定してくるような、未知の領域に足を踏み込むには「勇気」と「覚悟」と「信念」と「開き直り」が必要となってきます。

さらにはやはりどうにかしてポジティブでいること、それは「カラ元気」でも構いません。


ただ、最初から全くの「無」だったかというと、日本国内では「無」だったかもしれないけれど、世界規模でみれば既にスペシャルティコーヒーというストリームは起こり始めていたのは確かなので、丸山さんの場合は先見の明があったといえるのかもしれませんが、やはりそれだけで終わっていたらそれまでのことで、行動が伴えばことです。

行動に移すかどうかは「勇気と覚悟と信念と開き直りとカラ元気」が必須です。


丸山さんと同列に語るには次元が違いすぎますが、私の場合も例えば珈琲文明の重要コンセプトのひとつ「天井劇場」に関しては、ほぼ誰も賛同者がいませんでした。

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