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新規のお客様

今回は「新規のお客様」について述べます。

前回は「今、まさに店内にいるお客様を何よりも大切にする」と言いましたが、これに加え、「広告宣伝はしない」だの「クーポン値引き等をしない」だのと、これまでに述べてきたことを踏まえると、「新規は二の次三の次」みたいに思われるかもしれませんが、全然そんなことはありません。

あたりまえの話ではありますが、どんな常連さん、リピーターさんも最初は「新規」でした。「今、まさに店内にいる新規のお客様は後のリピーター予備軍」なのです。さらにこれはとても重要なことですが、今いる常連さんは永久に常連で有り続けるとは思わないほうが良いです。

これまで頻繁に来店されていた人がパタッとお店に来なくなることは珍しいことではありません。店側に不手際があった場合は問題ですが、転勤や引越し、あるいは学生の場合は卒業等、居住環境の変化もあります。しかし最も多いのは「何となく足が遠のいた」という、あまり深い意味はなくて、とにかく「何となく」行かなくなった、というケースです。これはもうしょうがない話であり、悲観する事でもなく、そういうものだと割り切ってください。

一方で、「新規のお客様」というのはいつまで存在し続けるのか?という話をします。

私のお店は2019年現在で12年になりますが、未だに毎日毎日、新規のお客様が来店されます(※ちなみに駅前一等地ではなく、私鉄沿線各駅停車駅の地域密着型店舗です)。

その昔、私は「2、3年するともうほぼ飽和状態になり、常連さんしかいなくなるんじゃないか」と思ってましたが、実際は全然そんなことはなく、本当にいつまでも新規のお客様は存在します。先に述べた「転勤や卒業」の逆パターンで、新たに引っ越してきた人や入学する人も多いでしょうし、「存在は知っててなんとなくまだ行ってなかったけどついに来た人」だっています。

とにかく「新規のお客様はいつまでも存在する」と思っておいてください。

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