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「カフェオレベース」販売戦略実況中継

私のお店(珈琲文明)でこの夏「カフェオレベース」というものを販売することにしました。
未来(来月)の話で、販売実績はありません。
今回はこのまだ世に出ぬ新商品がどのように販売されそれがどのような結果になるのか(もちろん結果は私も誰も知りません)を物見遊山していただけたらと思います。
まずはこの度この新商品の紹介を今月の文明通信(毎月6日発行)まさに本日発行したばかりのものを以下に貼り付けますのでこちらをご覧ください→
(文明通信2024,6月号)
今月の逸品(一品)「珈琲文明の【カフェオレベース】」
去年8月のここ文明通信でこんなことを書いてたのを覚えているでしょうか?
「現在当店で唯一の持ち帰り可能商品「ドリップバッグ」のヒットに気をよくして、次なるテイクアウト商品の筆頭候補が「リキッドアイスコーヒー」でした。(中略)
アイスコーヒーを現物化、即ち「豆を挽いて、抽出し、液体化した状態のものの劣化スピードは本当に早く仮に未開封であったとしても相当に「足が早い」ことを飲んでみて痛感しました。ましてや開封後の風味劣化は凄まじく、悪い意味での酸味(果実臭ではなく酸化臭)が入ってしまっており、これはチェーン店、市販品はもちろん、私が尊敬してやまない名店の商品ですらそうでしたのでこればっかりは大元でどんなにオイシイものを抽出しても賞味期限に関わらず開封後は風味が大失速するというものだというのを思い知らされました。
(中略)「ある程度日持ちがして開封後も風味の劣化が遅いリキッドアイスコーヒーは現時点ではこの世の中に無い(笑)」という結論に至りました。(中略)
しかし、ひとつだけ光明が射しまして、それは「カフェオレベース(濃縮されたコーヒー原液が入っていてミルクで3~4倍にして飲むもの)」というものであります。
これはいくつか「美味しい!」と思えるものも既にあり、かつ「ある程度日持ちがして開封後も風味の劣化が遅い」というものでありますのでこれからまた一年かけていろいろと飲み比べ、試行錯誤してみたいと思いますので気長にお待ちいただけたらと思います(商品化は未定です)。~文明通信2023.8月号より~
ということを書いたのですが、この一年間様々な「カフェオレベース」を次から次へと賞味し、ついにこれぞ!と思うブツに出会いました(詳細はまた来月この紙面上で紹介します)。
いよいよ来月7月から満を持して店頭及び店内にて販売開始いたしますので極上のアイスカフェオレをぜひご賞味ください!

というのが新商品宣伝としてまさに本日全世界一斉公開となりました(笑)。
企業であれば「販売会議→商品開発→マーケティング市場調査→宣伝広告→販売」などという流れがありこの間に1年以上を有したりすることは珍しくないと思うのですが、自営業はこうしたプロセスを省いていつでも店主の思い1つで販売できるフットワークの軽さが持ち味ではありますが、私は2年以上前から構想開始し準備に1年使い、晴れてこの度こうして販売しようとしています。
物凄い石橋を叩いてからの人に思われるかもしれませんが、これからお話することを読んでいただけたら、特にそんなに用意周到かつ慎重なわけでもないということもわかると思います(笑)。
前回のドリップバッグ同様、ポストカードサイズのフライヤーを作成しようとは思いますが、そうしたちょっとした費用以外に大がかりな広告宣伝費は一銭もかけません。
企業と弱小個人店ではとるべき戦法はまるで変ってきます。
ここではもちろん弱小個人店がとるべき方法を述べます。
というより私が何をしたかという話しかできませんが。
まず先の上記文明通信の文面を読んでいただけたらおわかりのように1年前から「種を蒔いて」いたのです。

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