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植民地出身の作家による自伝的な作品たち「あの人たちが本を焼いた日」ジーン・リース 著、西崎憲編、安藤しを、ほか訳

文学ラジオ第91回の紹介本

植民地出身の作家による自伝的な作品たち
「あの人たちが本を焼いた日」
ジーン・リース 著
西崎憲 編
安藤しを、ほか 訳
亜紀書房

イギリス領ドミニカ島に生まれ、16歳でイギリスに渡り演劇を志すも1年で学校を退学。苦難の連続の人生を歩んだ著者の自伝的短編集。この作品を読むと彼女の叫びが聞こえてくる。

ラジオではジーン・リースの生涯に触れた上で、作品の魅力や作品紹介を行っています。ぜひお聴きください。

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本書のあらすじ
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――わたしはどこにも属していないし、属すためのやりかたを買うお金もない。
カリブ海生まれのジーン・リースは、ヨーロッパでは居場所を見出せない、疎外された人であった。
しかも女性である。
自身の波乱に富んだ人生を下敷きにした、モデル、老女、放浪者などの主人公たちは、困窮、飲酒、刑務所暮らし、戦争と数々の困難を生きる。
だが彼女らはけっして下を向かない。
慣習と怠惰と固定観念をあざ笑うように、したたかに生きる。
《いま新たな光を浴びる、反逆者リースの本邦初、珠玉の作品集》


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