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切れぎれの回想から感じる哀しい男の人生「インディアナ、インディアナ」レアード・ハント著、柴田元幸訳

文学ラジオ第134回の紹介本

切れぎれの回想から感じる哀しい男の人生
「インディアナ、インディアナ」
レアード・ハント 著
柴田元幸 訳
twililight

年老いたノアの回想から浮かび上がるのは、彼の哀しみ。両親との思い出、オーパルからの何通もの手紙。美しい文章に導かれて読み進めてうちに、ノアという人物を深く知ることになります。
ラジオでは作品の魅力やストーリー紹介をしています。ぜひお聴きください。

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版元サイトより
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哀しみを抱えるすべての人へ。
2006年刊行の「とても美しい小説」を復刊しました。

“切れぎれの回想、現在のノアの心理、オーパルからの手紙、ノアの父ヴァージルや母ルービーをめぐる一連の奇妙な逸話…。

事実は見えなくても、ノアの胸に満ちる強い喪失感は、一ページ目からはっきり伝わってくる。その静かな哀しみが、ノアと猫たちとのどこかとぼけたやりとりや、ノアの父親ヴァージルのやたらと衒学的な物言いなどから浮かび上がる淡いユーモアと絶妙に混じりあい、それらすべてが、文章教室的規範から逸脱することを恐れない自在の文章で語られることによって、この作品を、昨今の小説には稀な、とても美しい小説にしている”
(訳者・柴田元幸)

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