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完成度が高く奇想天外なSF短編集「いずれすべては海の中に」サラ・ピンスカー著、市田泉訳

文学ラジオ第113回の紹介本

完成度が高く奇想天外なSF短編集
「いずれすべては海の中に」
サラ・ピンスカー 著
市田泉 訳
竹書房文庫

奇抜だけど人情味溢れるストーリーを読ませるサラ・ピンスカーのSF短編集。思いもしないアイデアの数々が楽しませてくれます。ラジオでは本書の特徴や全体的な魅力、また表題作「いずれすべては海の中に」と「深淵をあとに歓喜して」のストーリーを紹介しています。ぜひお聴きください。

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本書のあらすじ
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最新の義手が道路と繫がった男の話(「一筋に伸びる二車線のハイウェイ」)、世代間宇宙船の中で受け継がれる記憶と歴史と音楽(「風はさまよう」)、クジラを運転して旅をするという奇妙な仕事の終わりに待つ予想外の結末(「イッカク」)、並行世界のサラ・ピンスカーたちが集まるサラコンで起きた殺人事件をサラ・ピンスカーのひとりが解決するSFミステリ(「そして(Nマイナス1)人しかいなくなった」)など。
奇想の海に呑まれ、たゆたい、息を継ぎ、泳ぎ続ける。その果てに待つものは――。静かな筆致で描かれる、不思議で愛おしいフィリップ・K・ディック賞を受賞した異色短篇集。

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