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16歳の少女が挑む、生死をかけたキャンプ「グレイス・イヤー」キム・リゲット著、堀江里美訳

文学ラジオ第121回の紹介本

16歳の少女が挑む、生死をかけたキャンプ
「グレイス・イヤー」
キム・リゲット 著
堀江里美 訳
早川書房

先日のオンラインビブリオバトル(当ラジオ主催)でチャンプ本に選ばれた一冊が遂に登場!16歳の少女たちが生き残りをかけて謎の風習(グレイス・イヤー)に向かう。フェミニズム・ディストピア小説とも言われる本作の魅力やストーリーをネタバレ無しで話しています。ぜひお聴きください。

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本書のあらすじ
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「だれもグレイス・イヤーの話はしない。禁じられているからだ」
ガーナー郡では、少女たちに“魔力”があると信じられている。男性を誘惑したり、妻たちを嫉妬に狂わせたりできるのだと。その“魔力”が開花する16歳を迎えた少女たちは、ガーナーの外に広がる森の奥のキャンプに一年間追放される。
“魔力”を解き放ち、清らかな女性、そして妻となるために。この風習について語ることは禁じられていて、全員が無事に帰ってくる保障もない。16歳を迎えるティアニーは、妻としてではなく、自分の人生を生きることを望みながら、〈グレイス・イヤー〉に立ち向かう。
キャンプではいったい何が? そして、魔力とは?
生死をかけた通過儀礼が、始まる──。

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