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異国の旅路で出会うもの「インド夜想曲」アントニオ・タブッキ著、須賀敦子訳

文学ラジオ第102回の紹介本

異国の旅路で出会うもの
「インド夜想曲」
アントニオ・タブッキ 著
須賀敦子 訳
白水Uブックス

インドの幻想と瞑想に満ちた世界を旅する主人公が出会うものとは。ミステリアスかつ内省的で、自分とは何者かと考えさせられます。イタリアの作家タブッキの異国情緒溢れる作風と須賀敦子さんの美しい翻訳がマッチした魅惑の中編。作品の魅力やストーリーを紹介していますので、ぜひお聴きください。

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本書のあらすじ
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失踪した友人を探してインド各地を旅する主人公の前に現れる幻想と瞑想に充ちた世界。ホテルとは名ばかりのスラム街の宿。すえた汗の匂いで息のつまりそうな夜の病院。不妊の女たちにあがめられた巨根の老人。夜中のバス停留所で出会う、うつくしい目の少年。インドの深層をなす事物や人物にふれる内面の旅行記とも言うべき、このミステリー仕立ての小説は読者をインドの夜の帳の中に誘い込む。イタリア文学の鬼才が描く十二の夜の物語。

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