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初の参加者有料開催、「文学フリマ東京38」雑感

文学フリマ東京への参加は、2021年11月23日の初回以来、6回目になる。きのう、5月19日に東京流通センターで開催された「文学フリマ東京38」について、気づいたことをあれこれ書いてみたい。

【参加者も有料に】

前回と比べた最も大きな変化は、参加者からの1000円の入場料徴取だろう。にもかかわらず、会場はかなりの混雑ぶりになった。正式な集計値は把握していないが、実感としては過去最多クラスなのではないか。
結果として、入場無料か有料かどうかは、入り込み者数の動向にあまり影響を与えなかったと言っていいのかも知れない。

有料制にすることで、入場者の購入に関するモチベーションが上がるのでは、という考え方もあると思うが、これについては、体感としては、正直、はっきりはわからない。

【会場とブース】

指定されたブースはM31-32。第一展示場のほぼまん中あたりだった。前が比較的幅の広い「通り」だったためか、人が多い割にはブースまわりがもみくちゃ状態になることはなかった。ただ、会場を歩いてみると場所や時間帯によっては、かなりの人口密度になっている場所もあった。
第一展示場と第二展示場(2部屋)の行き来は、混雑していた時間帯は、かなり苦労する感じだった。次回から会場が、東京ビッグサイトに変更になる。ビックサイトには行ったことがないので、なかなかイメージがつかないが、2400と想定されるブースのすべてが、1つの大きなホールにまとめられるのだろうか。会場の配置、雰囲気がどのように変わるのかは気になるところだ。

【ブースのジャンル分け】

以前からそうだったとは思うが、今回は、ブース配置のジャンル分けが、これまで以上に明確になった印象。カフェバグダッド・比呂啓共同ブースのM31-32の通りは、評論・研究(食文化)でエントリーしたブースでだいたい統一されていた。文学フリマに、はっきりとした目的をもってやって来る人たちにとっては、その方が効率的だと言えるだろう。

【出店者・入場者タグ】

会場内で出店者・入場者を識別する目印が、前回のシールから、手首など巻きつけるタイプに変更された。シールは、服の布地によっては貼り付けにくかったので、実用的な改正だと感じた。


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