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【記録⑥】個人の中傷と別次元、宗教・人種へのヘイトスピーチ

イスラム教の断食月ラマダンが始まった。この、イスラム教徒にとって神聖な1か月の始まりに、悲しい報告をしなければならないのはとてもつらい。しかし、座視すれば、もっと事態を悪化させるのではと考えた。こうした行いが放置され続ければ、日本、日本人全体への悪評が、世界に広まってしまう可能性もある。ともかくまず、「中東の建築と美術あらためラブアンドピース」氏が、2020年10月3日に発信したツイートを読んで欲しい。

極めて悪質なヘイトツイートの一例

イスラム教徒のことをアラビア語で「ムスリム」というが、その言葉を極めて差別的な同じ字数の言葉に置き換えて、パキスタン人に対する極めて差別的で許されないヘイトスピーチを行っていた。今回のラマダンを前に、氏が最近、相次いで発出していた、イスラム教徒に寄り添うような態度のツイートは、一体なんだったのだろうか。醜悪な二面性を見せつけられて、絶望的な思いになる。

極めて悪質なヘイトツイートの一例

2021年8月14日には、こんなツイートもしている。日本の中東研究者が、口汚い民族差別の発言をしていたことに、パキスタンの皆さんに本当に申し訳ない気持ちで一杯だ。
個人への誹謗中傷とはレベルが異なるヘイトであり、民族、宗教といった大きなな総体に対する誹謗中傷だ。氏のネット中傷の被害者、比呂啓さんはこれまで、日本に暮らすパキスタンの人々との交流を続けているが、比呂さんへの個人攻撃の背景にも、パキスタンの人々やイスラム教徒たちへの憎悪があったということなのだろうか。
「中東の建築と美術あらためラブアンドピース」氏は、どんな釈明をするのだろうか。あるいは、その取り巻きの中東中傷研究会のメンバーたちは、これまでさんざん、氏を持ち上げて支持してきたことに対し、どんな言い訳をするのだろうか。


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