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中東シネマ倶楽部

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中東(オリエント)地域の映画レビュー、映画祭リポートをお届けします。
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#イスラーム映画祭

イランの大自然の中で、夢の実現に格闘する女性…「メークアップ・アーティスト」

イランの映画監督、ジャファール・ナジャフィ監督のドキュメンタリー作品。イラン南部ザグロス…

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歌あり踊りあり、それでいて深い社会批評…エジプト映画「炎のアンダルシア」

イスラーム映画祭がきのう終了した。今回、鑑賞したのは計5本。1本づつレビューを書いて、no…

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進行中の戦争の現場で撮影されたフィクション…レバノン映画「戦禍の下で」

イスラーム映画祭の2日目はレバノン映画「戦禍の下で」。フィリップ・アラクティンジ監督(Phi…

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浴場から描かれる凄惨なテロの時代…「私は今も、密かに煙草を吸っている」

今年のイスラーム映画祭が、東京・渋谷のユーロスペース(ユーロライブ)で開幕した。初日の16…

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「太陽の男たち」--パレスチナ人作家の原作と映画シーンの違いが示すもの

太陽という存在は、人間にとってとても重要なものであることは間違いないが、地域や場面によっ…

「ファーティマの詩」--移民たちの世代間ギャップ

フランスに多数暮らすアルジェリアからの移民をめぐる状況をファーティマという2人の娘を育て…

「エグザイル 愛より強い旅」--ピエ・ノワールとアルジェリア人の旅

「ガッジョ・ディーロ」で知られるトニー・ガトリフ監督作品。父がアルジェリア出身のカビリ(ベルベル人)、母がロマ人という出自が、作品にも投影されている。 この作品は、1830年から130年間にわたりフランス植民地だったアルジェリアで、父や祖父が「入植者」として暮らしていた男性主人公ザノと、その恋人のアルジェリア系フランス人ナイマが、それぞれの思いでアルジェリアの首都アルジェを目指すというロードムービー。 アルジェリアからの引き揚げ者は「ピエ・ノワール」(黒い足)と呼ばれ、その後

「マリアムと犬ども」--チュニジアの「アラブの春」の一断面

8回目のイスラーム映画祭。今年も東京・渋谷のユーロスペースで始まった。いわゆるイスラーム…

イスラム預言者の映画を撮った監督の命を奪った自爆テロ

2020年も、イスラーム映画祭が開催された。新型コロナウイルス感染拡大という事態の中で、主催…

イスラーム映画祭、好きなジャンルの映画をまとめて見られる機会

日本に、「イスラーム映画祭」という映画祭があることを知っている人は、どれだけいるのか、わ…